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研究ブログ【コラム】#321

こらむ・マグロ所長

新しいがん治療?初めて聞きました。

こらむ

 

 

 

新しいがん治療?初めて聞きました。

 

 

 

どうも、こんにちは。

 

 

 

マグロ所長です。

 

 

 

手術や抗がん剤などに続く「第5のがん治療法」とされる「光免疫療法」が、臨床の現場で広まりつつあるそうです。

 

 

 

世界に先駆けて日本で頭頸(けい)部がん向けに登場、年内に全国の約40病院で治療を受けられるようになるそうです。

 

 

 

療後も会話や食事をする能力を維持できるなどと患者の満足度は高いようです。

 

 

 

楽天メディカル子会社の楽天メディカルジャパン(東京・世田谷)が製造販売する光免疫療法の治療薬「アキャルックス」を7月下旬に投与し、近赤外線のレーザー光を当てて、がんが著しく縮み、今は外来で経過を見ている大阪府に住む60歳代の男性はいます。

 

 

 

アキャルックスは楽天メディカルジャパンが2020年9月に日本で製造販売の「条件付き早期承認」を取得し、21年1月に発売しています。

 

 

 

手術、放射線、抗がん剤、がん免疫薬に続く、第5のがん治療法として期待を集めています。アキャルックスはがん細胞が持つ「EGFR」という分子に結合する抗体に、色素が付いた構造です。

 

 

 

まず患者に2時間以上かけて投与。20~28時間後に患者に全身麻酔をかけて、患部に差し込んだカテーテルを通じてレーザー光を当てる。カテーテルを使わずに体の表面から光を当てることもある。すると色素が化学反応を起こし、がん細胞を壊す。1回の照射時間は約5分で、1~数回照射し、治療は3~4時間以内に終わるというようなものらしいです。

 

 

 

保険診療できるのは手術で切除できない頭頸部がんか、再発した頭頸部がんだ。10月初旬時点で頭頸部がんの治療ができる病院は全国で36カ所となり、国立がん研究センター東病院(千葉県柏市)や関西医大病院など関東や関西のほか、北海道大学病院(札幌市)や宮城県立がんセンター(宮城県名取市)、九州大学病院(福岡市)など地方のがん医療の中核的な病院でも受けられるようです。

 

 

 

関西医大で治療を担当した藤沢琢郎講師は「治療後でも食事や会話などがしやすい」とアキャルックスの利点を挙げています。

 

 

 

頭頸部がんは顔やのどなど、会話や食事の能力に関わる部位にできやすい。手術で患部を大きく切除するのに比べて、がんだけを狙い撃ちにするため、あごやのどなどを温存でき、機能を保持しやすいとのことです。

 

 

 

ほかのがんでも使えるように適用の拡大も求められる。国立がん研究センターによると、18年に頭頸部がんと診断された患者数は、すべてのがんの5%程度にとどまる。

 

このため国立がん研究センター東病院は食道がんで第1~2相の医師主導の治験を実施中だ。

 

がん免疫薬と併用する治験も始まっている。日本では胃がんや食道がんで、米国では頭頸部がんや皮膚がんで第1~2相の治験が進む。

 

がん医療はがんと人類の知恵比べだ。手術や放射線、抗がん剤、がん免疫薬とあの手この手で攻撃を逃れるしぶといがんをたたく方法が、次々に登場した。光免疫療法も新たに武器の一つに加わり、がんとの闘いで幅広く活躍しそうです。

 

 

 

以上、マグロでした。

 

 

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