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研究ブログ【コラム】#313

こらむ・マグロ所長

NASAの目標は到達が難しいかもしれませんね。

こらむ

 

 

 

NASAの目標は到達が難しいかもしれませんね。

 

 

 

どうも、こんにちは。

 

 

 

マグロ所長です。

 

 

 

米国が目指す2024年の月面有人着陸に黄信号がともっているということです。ロケットや宇宙服の開発が遅れ、月着陸機の開発では選に漏れた米ブルーオリジンが米航空宇宙局(NASA)を提訴する事態も生じています。

 

 

 

日本は米国と協力して月開発を進める計画で、スケジュールの遅れは日本の宇宙開発にも影響が出そうということです。

 

 

 

月面着陸のために開発している次世代宇宙服「xEMU」の用意ができるのは早くて25年4月になる――。21年8月にNASAの監査室が出した次世代宇宙服の開発に関する報告書はこう指摘されています。

 

 

 

新型コロナウイルス感染症の流行や技術的な問題などから当初予定より20カ月遅れており、24年11月のタイムリミットには間に合わないという説明いたします。

 

 

 

NASAが月の有人探査のために次世代宇宙服の製造を決めたのは17年です。従来の宇宙服より肩や腕、手の指や脚を動かしやすいのが特徴で、19年に試作品を公開した際は月の石の模型をつかむパフォーマンスで動きやすさをアピールしています。

 

 

 

宇宙飛行士を月まで運ぶ宇宙船「オリオン」や打ちあげる大型ロケット「SLS」の開発も予定通りには進んでいないようです。SLSは当初、18年後半の完成を見込んでいたが、宇宙飛行士を乗せないオリオンを月に送る最初の打ち上げは21年11月にずれ込んでいます。

 

 

 

報告書はこうした宇宙服やロケットなどの開発遅れに加え、月着陸船開発の契約を巡るトラブルも24年の月着陸を妨げるだろう、と指摘されています。

 

 

 

従来、NASAが民間企業と開発を契約するときは2社と契約して競わせるのが通例でしたが月着陸船ではスペースX1社に絞ったことで問題になっています。

 

 

 

選に漏れたジェフ・ベゾス氏が創業したブルーオリジンがこれを不服として提訴しています。前にも取り上げましたがこれが一番大きいと見ています。

 

 

 

今後ですが日本は米国を中心に進める有人の月探査「アルテミス計画」に参加を表明し、積極的に取り組もうとしています。

 

 

 

次期主力ロケット「H3」や新型無人補給機「HTV-X」は、アルテミス計画での活用を視野に入れたものです。アルテミス計画に参加することで、将来的には日本人宇宙飛行士の月着陸も期待されますが難しいと思います。

 

 

 

一方で予算が限られる中、アルテミス計画への傾斜で他の宇宙開発計画へのしわ寄せも懸念があるみたいです。ただ、スペース開発への資金は以前よりも増えていますのであとはスケジュールが管理されれば問題はないでしょう。

 

 

 

以上、マグロでした。

 

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