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研究ブログ【コラム】#431

こらむ・マグロ所長

メタの決算、あれ?どうしてこんなことになってんの?

こらむ

 

 

 

メタの決算、あれ?どうしてこんなことになってんの?

 

 

 

どうも、こんにちは。

 

 

 

マグロ所長です。

 

 

 

米メタ(旧フェイスブック)が2日に発表した2021年10~12月期決算は、売上高が前年同期比20%増の336億7100万ドル(約3兆8500億円)、純利益が同8%減の102億8500万ドルでした。

 

 

 

減益は10四半期ぶりということでどうしたことでしょうか。成長鈍化を受け、2日の米株式市場の時間外取引で株価は一時、同日終値より22%超下落しています。やばいです。

 

 

 

純利益が1兆円超えているのにもかかわらず、成長が止まっているということで株はこんなにも売られるわけですね。

 

 

 

1株利益は3.67ドル(前年同期は3.88ドル)で売上高と1株利益はともに市場予想に届かなかったというのも原因ですね。1~3月期の売上高は270億~290億ドルとの見通しを示し、市場予想を下回っていたそうです。

 

 

 

メタの売上高の95%以上を占めるインターネット広告市場は拡大を続けているものの、米アップルがスマートフォンでプライバシー保護を強めた影響を受けたということです。

 

 

 

1日に21年10~12月期業績を発表した米アルファベット(グーグル親会社)の広告事業は成長を続けており、アップル製品から取得したデータへの依存度の差が明暗を分けた形です。

 

 

 

中国発の動画共有アプリ「TikTok(ティックトック)」が利用者を急増させ、広告事業を大きく伸ばしていることも逆風になっています。相当食われたということですね。

 

 

 

2日の説明会でメタのマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)は「すでにティックトックは強力な競合になっている」と述べています。

 

 

 

21年12月末時点のグループ全体のアプリの月間利用者は35億9000万人となり、1年前に比べて9%増えました。フェイスブックの月間利用者は29億1000万人で、前年比増加率は4%でした。

 

 

 

フェイスブックの成長が鈍化するなか、インスタグラムなどへの依存度が高まっているというのは事実です。

 

 

 

21年10~12月期から決算の開示方法を変更し、フェイスブックやインスタグラムなどの「ファミリー・オブ・アップス」と、注力する仮想空間「メタバース」関連をまとめた「リアリティーラボ」の部門業績をそれぞれ初めて公表しリアリティーラボはゴーグル型の仮想現実(VR)端末などの売上高を集計しています。

 

 

 

リアリティーラボの10~12月期の売上高は8億7700万ドルとなり前年同期より22%増えた一方、営業赤字は前年同期の20億9900万ドルから33億400万ドルに拡大しています。

 

 

 

メタはメタバースが次世代のネットになるとみて、この分野で採用や投資を拡大する方針を示しています。数年で数兆円は確実に投資をすると思うのでこうなると利益は少なくなるのは確定しています。

 

 

 

そこをどのように判断するかですね。

 

 

 

頑張れメタ!

 

 

 

以上、マグロでした。

 

 

 

 

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