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研究ブログ【コラム】#386

こらむ・マグロ所長

インフレはやはり、米国が先頭を走っている気がしますね。

こらむ

 

 

 

インフレはやはり、米国が先頭を走っている気がしますね。

 

 

 

どうも、こんにちは。

 

 

 

マグロ所長です。

 

 

 

米国が歴史的な物価高に直面しています。それがここ日本でも感じるくらいです。インフレ圧力の大きな要因だった供給制約はここにきて一部で緩和の兆しもみられるが、賃上げにも波及して回り出した物価上昇の歯車は容易には止まらないという感じですね。

 

 

 

新型コロナウイルス禍から需要が回復していることもあり、高インフレが終息に向かう道筋はなお見通せないのが現状ですよね。

 

 

 

11月の米消費者物価指数(CPI)は前年同月比の上昇率が6.8%と1982年以来の大きさでより足元の物価動向を捉えやすい前月比上昇率も11月は0.8%と18カ月連続のプラスで、10月(0.9%)に次ぐ高い伸びでした。

 

 

 

米国内総生産(GDP)は4~6月期にコロナ前水準を回復し、22年も高成長を見込みで湧き上がった需要とサプライチェーン(供給網)の混乱が重なり、物価を押し上げる構図は変わらないと思います。

 

 

 

米国のコンテナ船の約4割が通過するカリフォルニア州ロサンゼルス・ロングビーチ港では、荷降ろしをする船の混雑が緩和しつつあり、リフィニティブの船舶位置情報データを分析すると、沿岸から約150マイルの海域に滞留する船は11月中旬の111隻をピークに減り、12月14日時点で55隻と半減し同港の待機範囲は従来は40マイルだったが、150マイルに変更されています。

 

 

 

航路によっては混雑したり、待機範囲外で滞留したりする船があるとの見方もただバークレイズのマイケル・ガペン氏は「供給制約の緩和は今後、航空やトラック、鉄道にも波及する可能性がある」と指摘する人もいます。

 

 

 

10~11月ごろは品不足の棚が目立つ年末商戦でした。12月10日、同市内の家電量販店ベストバイでは売り切れの商品もある一方、数十台のテレビが箱ごと積まれていました。

 

 

 

例年は11月下旬の「ブラックフライデー」前後に最も割引率が大きくなるが、今年は商品によって12月以降の値引き率が上回るケースがあるようです。

 

 

 

ブラックフライデーで遅れていた分、日程をずらした感じですかね。

 

 

 

半導体不足での新車生産落ち込みによる中古車価格の高騰も一服しつつ米中古車販売最大手マンハイムが公表する中古車の卸売価格の指数は11月に前月比3.9%上昇したが伸び率は10月(9.2%)から鈍化しています。

 

 

 

それでも米国のインフレが終息に向かうかは予断を許さないのが米国です。

 

 

 

CPIの3割強を占める家賃などの住居費は、昨年来の住宅価格の高騰に遅れて伸びを高めています。家賃はいったん上がると下がりにくく「インフレ圧力が引き続き高まっていることを示す」(バンク・オブ・アメリカのアレクサンダー・リン氏)と言われています。

 

 

 

米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長はコロナ後の景気回復局面で生じた物価の急上昇を「一時的」と繰り返してきました。だが11月末、米上院の議会証言で「一時的という言葉は使わないようにする」と語り、インフレ見通しを読み違えたことを暗に認めています。

 

 

 

米国はどこへ向かうのでしょうか。

 

 

 

以上、マグロでした。

 

 

 

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