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研究ブログ【コラム】#380

こらむ・マグロ所長

SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」とは

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SDGsの目標14「海の豊かさを守ろう」とは

 

 

 

どうも、こんにちは。

 

 

 

マグロ所長です。

 

 

 

DGs(エスディージーズ 持続可能な開発目標)は、2015年9月に国連本部で採択されました。SDGsは世界の課題を網羅的に取り上げており、17のゴールと169のターゲットで構成されている国際目標です。

 

私たちはSDGsを基に、2016年から2030年までの15年間でより良い世界の実現を目指します。地球上の誰一人取り残さず、一人ひとりが取り組まなければなりません。

 

 

 

目標14「海の豊かさを守ろう」は、「持続可能な開発のために海洋・海洋資源を保全し、持続可能な形で利用する」がテーマです。外務省は、「毎年約800万トンのプラスチックごみが海洋に流出している」「2050年には海の中のプラスチックごみの重量が魚の超える」という試算を発表しています。

 

こういった現状を改善するため、海洋プラスチックをはじめとする海洋汚染を減らし、海の生態系を守る取り組みを世界全体でおこなわなければなりません。また、漁業従事者の雇用を守り、経済を安定的に回すことも目標の一つです。

 

 

 

私たちが生きていく上でとても重要な海洋。海洋は水産物や天然資源の宝庫であり、気候の安定などの面でもなくてはならない存在です。

 

しかし、その海洋を人間が汚染しているという現状があります。持続可能な地球を維持していくためには、生態系や海そのものを守っていくことが重要な課題なのです。

 

具体的な対策としては、CO2削減による海洋温暖化の抑制、海洋汚染の防止、適切な漁獲などが挙げられます。

 

 

 

食品会社のマルハニチロは、主な原材料に水産物を使用していることから、「海の豊かさを守るための取り組み」に力を入れています。その活動は、海外グループ会社にも拡大し、海洋生物を保護しながら水産物を持続的に生産し、健全な流通体制を構築しているのです。

 

今後も増加するであろう魚食需要に対応するためには水産資源の保全が欠かせないことから、事業活動を通じて海を守る活動を続けていきます。

 

 

 

カナダのプラスチックバンク社は、プラスチックごみを仮想通貨で買い取り、リサイクルしてメーカーに販売する活動をしています。

 

たとえば、貧困層にプラスチックごみの回収をしてもらい、対価としてブロックチェーン技術を活用したデジタル通貨を支払います。回収したプラスチックはリサイクルされるため、人と環境両方にメリットのある仕組みを提供しているのです。

 

 

 

SDGs目標14を達成するために私たちは、海洋汚染の原因になっているプラスチック製品を使わないようにすること、プラスチック使用後は分別を徹底してリサイクルに回すことなどを心がけましょう。

 

また、持続可能な方法での養殖(ASC認証)・漁業(MSC認証)で獲られた水産物は環境と人にやさしいことが証明されています。認証済の水産物を購入することでも、海を守る取り組みに貢献できるため、積極的に選んでみましょう。

 

 

 

以上、マグロでした。

 

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