こらむ・マグロ所長
テスラ、良かったところと悪いところ
どうも、こんにちは。
マグロ所長です。
テスラは直近で良い発表と、悪いニュースが出ています。いいニュースから見ていきましょう。
米テスラは19日、ヒト型ロボットの開発に乗り出す考えを明らかにしました。電気自動車(EV)の運転支援機能に使うのと同じ半導体やソフトウエアを使い、2022年内にプロトタイプの完成を目指すものです。
技術者らの知的好奇心を刺激する構想を示すことで、人工知能(AI)やロボット分野の優れた人材を集める狙いとしています。
19日に米カリフォルニア州の本社で開いた技術説明会「AIデー」でイーロン・マスク最高経営責任者(CEO)が表明しました。「テスラ・ボット」と名付けたヒト型ロボットの高さは約172センチメートル、重さは約57キログラム。車の修理や食料品の買い出しなど、危険であったり退屈であったりする繰り返し作業を人に代わってこなすことを目指すとのことです。
実際にこれが完成されればかなりすごいですよね。テスラは自社技術の高さを示す狙いとみられるが、現時点では話題集めが主な目的という見方が多いですね。
「最高のAI人材をテスラに入社させることが唯一の目的だ」と事前に明らかにしています。
説明会の参加者から事業戦略上の位置付けを尋ねる質問も上がったが、マスク氏は「実際に見てみないと分からない」とはぐらかし、会場では笑いもあったそうです。
これは明るいニュースでいい話です。では悪いことは何でしょうか。
運転支援機能をめぐって規制当局からの逆風に直面していることです。完全自動運転であるかのような誤解を招き、事故を多発させているとして一部の米議員が米連邦取引委員会(FTC)に調査を求めたということです。
事態が長期化すればブランドイメージに打撃を与えかねませんよね。
「テスラのマーケティングは繰り返し自社の車の性能を誇張しており、運転手や他の道路利用者への脅威となっている」。民主党のマーキー上院議員とブルメンタール上院議員が連名で消費者保護を担うFTCのカーン委員長に送った18日付の書簡の内容はこのようなものでした。
テスラは自社製のEVについて、米国では1万ドル(約110万円)のオプションで「オートパイロット」という機能を提供しています。
米運輸省高速道路交通安全局(NHTSA)は16日、約76万5000台のテスラ車について運転支援システムの安全性を正式に調査すると発表しました。
過去の同様の調査では欠陥は見つからなかったが、不具合が認められればリコール(回収・無償修理)につながる可能性があります。
NHTSAは少なくとも25年までは完全自動運転は実現しないとの見通しを示しています。
だからこそ、ここでテスラは叩いて一旦、安全面を確認したいのでしょうか。
これが悪いニュースですね。悪いほうが影響は大きそうです。
以上、マグロでした。