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研究ブログ【コラム】#414

こらむ・マグロ所長

中国のテンセント、国内から国外へと転換?

こらむ

 

 

 

中国のテンセント、国内から国外へと転換?

 

 

 

どうも、こんにちは。

 

 

 

マグロ所長です。

 

 

 

中国のゲーム企業が日本など海外市場の開拓を進めています。中国でゲーム売上高2位の網易(ネットイース)系企業は地元ゲーム開発会社の海外展開を支援するサービスを本格化するそうです。

 

 

 

中国当局は子供のゲーム利用に対する制限を強める一方、文化や娯楽を輸出産業に育てるためゲーム企業の海外展開を促しています。国内向けの展開がなかなか進めていけないというのが現状ですね。

 

 

 

内需型の戦略をとってきたゲーム企業はビジネスの大きな転換を迫られています。

 

 

 

ネットイースが出資しオンラインマーケティング支援などを手がける網易有道は2021年9月、日本のネットインフルエンサー事務所と提携しました。中国のゲーム会社を顧客とし、日本での利用者拡大を後押しする狙いです。

 

 

 

動画投稿サイトなどのインフルエンサーにゲームを実況してもらい認知度を高めるといった宣伝戦略を想定していルトのことです。

 

 

 

ゲーム開発会社の上海人人遊戯科技発展は網易有道を通じて日本事業の強化に乗り出しました。古代中国をテーマにしたロールプレイングゲームなどを展開しており、さらなる利用者増を狙うということです。

 

 

 

人人遊戯の蔣征・副総裁は「中国のゲーム企業にとって海外進出は選択肢のひとつではなく必須のものだ」と力を込めています。

 

 

 

ネットイースは中国企業のなかでもいち早く海外市場の開拓に乗り出した企業グループです。

 

 

 

シューティングゲーム「荒野行動」やミステリー対戦ゲーム「アイデンティティV 第五人格」は海外で大きな収益を生んでいます。

 

 

 

世界最大のゲーム企業、騰訊控股(テンセント)も海外シフトを急いでいます。21年11月、本社を香港に置き日本を中心に事業運営するゲーム開発企業、ウェイクアップインタラクティブを買収しています。

 

 

 

10月には傘下の主力ゲーム開発会社が北米で初の独立開発拠点を米シアトルとロサンゼルスに設置したと発表しました。

 

 

 

また、テンセントは21年7~9月期決算でゲーム売上高の国内外の内訳を公開しました。中国本土が前年同期比5%増の336億元(約6000億円)だったのに対し、海外は20%増の113億元と伸びが大きかったようです。各社が海外市場での取り組みを強化する背景に、中国国内での規制強化があります。

 

 

 

当局は21年9月、ゲーム企業による未成年者(18歳未満)へのネットゲームサービスの提供時間を週末や祝日の1日1時間のみに限定し、収益が生みづらい環境が出来上がってしまいました。

 

 

 

中国政府はゲームによる青少年の心身への悪影響をかねて懸念しており、子供の利用時間や課金に関する制限を段階的に強めてきました。

 

 

 

中国当局は国内でゲーム業界に厳しい態度をとる一方、海外展開を後押ししているということで当局に従わないと生きていけないからですね。

 

 

 

中国の伝統文化産品のほか、映画やゲームの輸出を強化する方針で党の全体方針を受けて、今後は「輸出基地」とされた各地の政府が支援策を具体化していきます。

 

 

 

以上、マグロでした。

 

 

 

 

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