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研究ブログ【コラム】#405

こらむ・マグロ所長

ロシア風邪がコロナという面白い説 イン 日経新聞

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ロシア風邪がコロナという面白い説 イン 日経新聞

 

 

 

どうも、こんにちは。

 

 

 

マグロ所長です。

 

 

 

約130年前に世界で猛威を振るったロシア風邪の原因がコロナウイルスだったのではないかとの説が浮上しているという出だしで始まる日経新聞です。ロシアに喧嘩売ってますね。wwww

 

 

 

約6年間で100万人の犠牲者を出した大流行はこれまで、インフルエンザとされていました。ところが新型コロナウイルスに注目する科学者らがロシア風邪の症状と似ていると気づき、教訓を得ようと史実の検証に動き出しているそうです。

 

 

 

東京都江東区の深川江戸資料館には、ロシア風邪が明治時代の日本でも流行した際に庶民の間で広まったおまじないの展示があり、米屋の入り口に「久松るす」の墨書です。

 

 

 

当時は、えたいの知れないこの感染症を「お染風邪」と呼んだ。江戸時代前期に心中事件を起こした「お染と久松」が題材の人気歌舞伎が由来で「久松るす」には「恋仲の久松はいないからお染風邪は我が家には来ないで」との思いが込められいるそうです。

 

 

 

ロシア風邪は1889年にロシア帝国のブハラ(現ウズベキスタンの都市)で最初に確認され、90年にかけて世界で流行し、95年ごろまで流行を繰り返し約15億人の世界人口のうち、100万人が亡くなったとされています。

 

 

 

ウイルスの正体さえ分からず、ワクチンもない時代だったが、集団免疫とウイルスの変異で感染は落ち着いたということです。

 

 

 

当時、ドイツの研究者によって、「菌」が検出されて、「インフルエンザ菌」と名付けられましたがその後、「インフルエンザ菌」はロシア風邪の原因ではないことが分かっています。

 

 

 

1930年代になってインフルエンザウイルスが確認できるようになり、18~20年に流行して少なくとも5000万人が犠牲になったとされるスペイン風邪は、残った検体から後にインフルエンザウイルスが原因と特定されています。

 

 

 

一方、ロシア風邪も症状などからインフルエンザウイルスが原因であると思われてきましたがベルギーのルーベンカトリック大学の研究チームは2021年夏、「ロシア風邪の英国とドイツでの医療報告は新型コロナと多くの特徴を共有している」と論文で報告し、肺や気管支、胃腸の症状のほか、味覚や嗅覚の喪失などを含む神経への影響だ。新型コロナでは「ロング・コビッド」と呼ぶ後遺症も似ているということなのです。

 

 

 

まずウシからヒトにうつるようになったコロナウイルスが感染症に無防備だった社会にロシア風邪を広げ、そのうち人々は集団免疫を獲得します。ウイルス自身も変異を重ね、ほとんどの人が軽い症状で済む現在のOC43に至ったとする考えです。

 

 

 

世界の人口は当時の5倍に達し、地球は「密」で現代はワクチンや治療薬という武器も手にしたが、ウイルスの変異がどう対応してくるのか分からないのが現状です。

 

 

 

日本でも感染者が増えている新型コロナの変異型「オミクロン型」は重症化率が低いとされるが、感染者数が増えれば医療現場に負担がかかるため、私たちはワクチン接種や感染対策、医療体制の拡充などを進める努力をする以外に道はないかもしれませんね。

 

 

 

以上、マグロでした。

 

 

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