こらむ 研究ブログ【コラム】#384 こらむ・マグロ所長 ソフトバンクGも中国依存を減らすために頑張っているようです。 こらむ ソフトバンクGも中国依存を減らすために頑張っているようです。 どうも、こんにちは。 マグロ所長です。 ソフトバンクGのビジョンファンドでは欧州企業への投資を増やしています。フィンテックなどで有力企業が相次ぎ生まれているためとしていますが実際は中国依存のリスクを減らすためとマグロは思っています。 中国政府が自国のテック企業への締め付けを強めており、SVFの主要出資先である中国企業は価値が低下しています。 欧州企業への積極投資で中国リスクを分散する意味合いが強いですね。 英国のデジタル銀行ゾーパは10月、SVFから3億㌦(約340億円)を調達しています。この調達でゾーパの評価額は10億㌦を超え、ユニコーンの仲間入りをしました。ゾーパは貸し手と借り手をネットでつなぐサービスで成長しています。 欧州で有力スタートアップが相次いで誕生しており、SVFが注目するのは、フィンテック、物流管理、科学技術の分野でSVFは後払い決済サービスのスウェーデンのクラーナにも出資しています。 「バイ・ナウ・ペイ・レイター(BNPL)」と呼ばれる後払い決済を手がけ同社は17カ国で9000万人の顧客を持ち、企業価値が5兆円を超える欧州最大のユニコーンです。 「10兆円ファンド」として知られた1号ファンドは、米配車アプリのウーバーテクノロジーズ、米シェアオフィス大手のウィーワークなど著名ユニコーンへの投資が多かった印象です。 投資先は米国や中国の企業が目立ち、欧州企業は6社で投資額30億㌦と金額ベースで全体の数%になっています。これに対し、新規投資を手がける2号ファンドは欧州企業41社に投資しており、金額ベースで全体の3割近くを占めています。 SBGにとって欧州企業の存在感が増しているのは、主力投資先である中国企業の価値低下に直面しているからです。中国リスクが嫌気されてSBGの株価は低調で、11月に最大1兆円の自社株買いを実施すると発表して一時持ち直したが再び下落傾向です。 中国では政府が自国のテック企業を締め付けており、SBG本体やSVFが出資する企業に影響が中国・アリババ集団、滴滴出行(ディディ)などがそうです。 米財務省は10日、中国の画像認識大手、商湯集団(センスタイム)への米国人による証券投資を禁じると発表し同社の顔認証技術が中国の少数民族ウイグル族を監視し、人権侵害に使われているとしています。 センスタイムは12月17日に香港取引所への上場を予定しており、米国の規制が上場計画に影響を与える可能性がある。同社もSVFの出資先です。 つまり、早めに切らないと米国の方からいろいろ言われそうです。 以上、マグロでした。 Twitterで最新情報や新規ブログニュース情報を発信しています。 フォローして頂けると励みになりますので、宜しくお願い致します。 Twitter Tweets by bdizYEnbtpyZJy3 研究ブログ【国内相場】#264 研究ブログ【国内相場】#265