こらむ 研究ブログ【コラム】#344 こらむ・マグロ所長 11月11日に異変が、ちなみに中国の独身の日です。 こらむ 11月11日に異変が、ちなみに中国の独身の日です。 どうも、こんにちは。 マグロ所長です。 中国で11月11日に開かれる年間最大のネット通販セール「独身の日」というものがあります。 2020年のアリババ集団のセール期間中の取扱高はコロナ禍にもかかわらず、過去最大の4982億元(約8兆9000億円)を記録しています。 年間最大の稼ぎ時を前に例年アリババは派手な販促などを展開するが、今年は異変が起きているというのです。 10月20日に上海市内でアリババが開いた独身の日のキックオフイベント例年なら商品がどれだけ安くなるかなどをセールに向けて大々的にアピールする場となるが、今年は様相が違いました。 イベントでアリババの関係者が何度も繰り返したのが、「緑色的双十一」と「公益的双十一」という2つのキーワードです。 「緑色的双十一」は中国語で環境に優しいエコな独身の日という意味です。今年はセールの出店企業にエコ家電などの環境に配慮した商品を、より多く展開するよう求めるそうです。 消費者にも古い家電などのリサイクルを促し、無駄な消費を減らそうという従来のセールとは正反対の趣旨のテーマを掲げています。 習近平(シー・ジンピン)国家主席は20年の国連総会で脱炭素の方針を打ち出し60年に二酸化炭素(CO2)排出量を実質ゼロとする目標を掲げ、アリババも脱炭素の取り組みを強化しています。 2つ目の「公益的双十一」は公共の福祉を重視する独身の日という意味で、貧困層などへの支援をテーマとしています。 セールの動向に応じてアリババが寄付をするほか、出店企業にも売り上げに応じて自発的な寄付を求めています。消費者にもサイトで寄付を募るほか、対象商品を購入すれば売り上げの一部が寄付につながる仕組みも用意します。 貧困層への支援を前面に打ち出す背景には、習指導部が掲げる共同富裕があります。貧富の格差を是正するため、「報酬・税制・寄付」の3つの分野を通じ、所得の分配を呼びかけて貧富の格差を是正するため、「報酬・税制・寄付」の3つの分野を通じ、所得の分配を呼びかけているということです。 アリババが独身の日のキックオフイベントを開く前日、香港メディアは馬氏がスペインへ農業の視察に出かけた馬氏がスペインを訪れることができた背景として、「政府のアリババへの圧力が和らいできたのでは」との見方がでています。 やっとアリババにも政府からの圧力は少なくなったのでしょうか。 以上、マグロでした。 Twitterで最新情報や新規ブログニュース情報を発信しています。 フォローして頂けると励みになりますので、宜しくお願い致します。 Twitter Tweets by bdizYEnbtpyZJy3 研究ブログ【国内相場】#238 研究ブログ【コラム】#345