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研究ブログ【コラム】#334

こらむ・マグロ所長

SDGsの目標8「働きがいも経済成長も」とは?概要

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SDGsの目標8「働きがいも経済成長も」とは?概要

 

 

 

どうも、こんにちは。

 

 

 

マグロ所長です。

 

 

 

SDGs(エスディージーズ Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)は、2001年に策定されたMDGs(ミレニアム開発目標)の後継のものです。2016年から2030年までの国際目標として、2015年9月に国連サミットで取り上げられました。

 

SDGsが目指しているのは、2030年までの持続可能でより良い世界です。17のゴールと169のターゲットから構成され、それらは全人類が取り組まなければなりません。

 

 

 

目標8は、すべての人が働きがいのある人間らしい仕事(ディーセント・ワーク)をして、経済的に豊かになることを推進しています。長期的な経済成長のためには、産業の拡大と同時に生産性を高めなければなりません。

 

経済成長に欠かせない労働者は、収入や健康、就業する機会を平等に与えられるべきです。そして、強制労働や奴隷制、人身取引をなくし、すべての人が働きやすい環境を作ることを目標としています。

 

収入や労働環境などの不平等は経済成長の阻害につながるため、それらの問題を解決するために目標8が設定されました。

 

 

 

目標8ができた背景には、世界的な失業者の増加や所得格差があります。生産性の向上や技術革新は進んでいるものの、それに見合った雇用が増加していません。地域によっては安すぎる賃金で雇われているケースがあり、人間らしい生活が送れない人も少なくありません。

 

以上により、世界的に労働環境の改善が急務であることが分かります。また、児童の強制労働を廃止し教育機会を与えることで、将来安定した職に就ける可能性も高まるでしょう。人々が平等に働けて、国の経済を成長させるには幅広い対策が必要なのです。

 

 

 

カンコー学生服では、将来の日本を担う子どもたちに、ものづくりを通してキャリアビジョンを描いてもらう取り組みをしています。

 

具体的には、企業について知ってもらうことや興味を持ってもらうことを目的として、生徒と一緒に防災グッズを開発したり、「ものづくりエコ体験教室」を開催したりしています。制服の余り生地やボタンを活用して楽しくものづくりをすることは、子どもたちに夢中になれることを見つけてもらう取り組みでもあるのです。

 

 

 

目標8を達成するには、すべての人が働きがいがあって人間らしい仕事を手に入れられるように環境を整えていかなければなりません。

 

企業は社内での無駄な会議や業務を減らすなどして、社員にワークライフバランスについて考える機会を与えるべきでしょう。また、有給を使いやすい環境を整えることも大事です。

 

個人レベルでは、地産地消で地元の経済を回したり、フェアトレード商品(公平・公正な取引と認定された商品)を購入したりすることを意識してみましょう。

 

 

 

 

SDGs目標8についての概要や取り組みについて解説しました。それぞれの地域の経済成長を助けるのは、人々の労働力です。世界中の人々が働きがいのある仕事を手に入れられるよう、個人でできることは積極的に取り組んでいきましょう。

 

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