こらむ・マグロ所長
ビットコインですが、中国は禁止してからどうなっているの?
こらむ
ビットコインですが、中国は禁止してからどうなっているの?
どうも、こんにちは。
マグロ所長です。
代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインのマイニング(採掘)世界シェアが急変している英ケンブリッジ大学の研究チームが13日公表した8月の推計データによると米国が35.4%と首位です。
5月にマイニング禁止を決めた中国から事業者が一斉に離れたためで、隣国のカザフスタンも受け皿となってシェアを大きく伸ばしています。
マイニングは高性能なコンピューターによる膨大な計算で、ビットコインの取引データを検証・承認する作業です。
複雑な計算を最も速く解いた人が報酬として新たなビットコインを受け取れます。
採掘の過程で大量の電力を消費します。そのため、中国は今計画停電もしていますし、ちょうど良かったですね。
マイニング作業はかなりの電力を必要としますからね。
仮想通貨への締め付けを強めてきた中国政府は5月、マイニングの禁止を打ち出しました。
中国は2020年秋までは世界で約3分の2のシェアを占めていたが、その後は徐々に低下をたどっています。
今年5月に44.0%、6月には34.3%へ下がり、7月以降はゼロになりました。
代わりに受け皿となったのが米国でした。5月まで10%台だった世界シェアは6月に21.8%、7月に35.1%と急上昇して首位になっています。
電力料金が安く中国と国境を接するカザフスタンに拠点を移す動きも広がり、6月まで1割弱だったシェアは8月に18.1%まで伸びて2位に浮上しています。
テキサス州は天然ガスが豊富に得られ、電力料金は50州の中でも安いとされています。米国ではここに集まってきているようです。
最近ではテスラもテキサス州に移してますよね。ハイテク企業の誘致もかなり行っているようです。
米採掘業者のブロックキャップは4月、テキサス州オースティンに新たな採掘施設を設けると発表しています。
新施設で4万2000台の装置が稼働すれば、能力は倍増します。
ビットコインネットワーク全体のハッシュレート(マイニングをする際の1秒あたりの計算力)の2%に相当するとのことです。
テキサスは発電源の風力比率が高いことも環境問題を気にし始めた採掘業者にとって好感されています。
2月に寒波がおそった際には電力価格が急騰し、市民に混乱が広がりました。電力不足が起きた際にテキサス州が採掘業者をどう規制するかという新たな問題をつきつけられそうですね。
中国は独自のデジタル元で自国内では仮想通貨を統一したいのでしょう。
中国のニュースは今後もチェックしていきます。
以上、マグロでした。