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研究ブログ【コラム】#299

こらむ・マグロ所長

新生銀行 VS SBI面白い戦い

こらむ

 

 

 

新生銀行 VS SBI面白い戦い

 

 

 

どうも、こんにちは。

 

 

 

マグロ所長です。

 

 

 

さて、今回ですが新生銀行がSBIにTOBにかけられています。これがかなり面白いことに敵対買収ということで買収防衛策まで動いていてすごいことになっているわけです。

 

 

 

新生銀は16日、SBIによる過去の資本提携の提案や、マネックス証券との包括提携の経緯に関し、SBIの認識が不正確だと発表しています。

 

 

 

まずここから面白いわけですね。一方、SBIの北尾吉孝社長は公的資金の返済に道筋をつけられない新生銀の経営陣に対して「経営者の資格がない」と批判しているわけです。

 

 

 

とりあえず、お互いに罵りあう感じですね。新生銀行からすると買収されるにあたって、何も提案を受けていないので意味ないということとマネックス証券は巻き込み事故にあっています。www

 

 

 

SBIは19年9月、新生銀に資本提携を打診ししていたそうです。SBIが提出した公開買い付け届け出書などによると、「経営資源を有機的に結合し、総合金融グループを目指すこと」などを目的に、48%を上限に新生銀の株式を買い付けることを提案したといいます。

 

 

 

新生銀は、SBIが同行を「第4のメガバンク」構想の中核とするため、資本提携を打診したとの認識は共有しています。

 

 

 

その際、SBIは資本提携にあわせて3500億円の公的資金の返済に向けたスキームも提案してきたと指摘しています。SBIの説明にはこうした内容が盛り込まれていないということで問題だそうです。

 

 

 

新生銀によると、SBIが提案した公的資金の返済スキームは①SBIが48%を上限に新生銀株を取得②自社株買いなどで一般株主の比率を低下③公的資金を注入している国とSBIの議決権が計90%に達した段階で非上場化④国の保有株を買い取り、公的資金を返済するといった内容です。

 

 

 

新生銀は、SBIのスキームでは、一般の株主から買い戻す際の株価が、国から買い戻す際の株価を下回ることになるとして、「株主平等原則」の観点などから非現実的と判断しています。

 

 

 

現状(16日終値は1905円)と比べ、高い株価で国から買い戻すことについても、SBI自身が同社の株主の理解を得られないとして、実現不可能としています。

 

 

 

新生銀は、有力候補の1社としてSBI証券にも打診していたが、経済合理性からマネックスを選んでいます。

 

 

 

選定結果はマネックス側がインサイダー情報として管理しており、「発表後、速やかにSBI証券に選定結果を説明している」と指摘しています。

 

 

 

SBIは川島克哉副社長(最高執行責任者=COO)を新生銀の社長候補に、五味広文・元金融庁長官を会長候補にする方針です。

 

 

 

泥沼になるのかはわかりませんが面白い話題ですね。

 

 

 

以上、マグロでした。

 

 

 

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