1. HOME
  2. 研究ブログ
  3. こらむ
  4. 研究ブログ【コラム】#244

研究ブログ

様々な相場情報や関連記事

こらむ

研究ブログ【コラム】#244

こらむ・マグロ所長

世界の新車販売台数が思ったよりも下がってないんだが。

どうも、こんにちは。

 

 

 

マグロ所長です。

 

 

 

世界の新車販売の回復が遅れていますがそれでも想定しているよりもそこまでではない印象です。

 

 

 

調査会社マークラインズによると1~6月の主要36カ国・地域の販売台数は前年同期比3割増の3936万台だった。新型コロナウイルスの感染拡大前の19年1~6月に比べると6%減とのことです。

 

 

 

半導体のルネサスの工場火災に加えて、全世界での半導体需要のせいですね。

 

 

 

「店頭在庫がない。どの店も同じ状況だ」。米ニュージャージー州にあるSUBARU(スバル)車の販売店の担当者は言っていると日経新聞では記事が出ていました。

 

 

 

バイデン政権が始めた現金給付が個人消費に火を付け、半導体不足が重なって供給ができないそうです。

 

 

 

マークラインズによると米国の新車販売は1~6月に前年同期比29%増の834万台でした。

 

 

 

中国も1~6月の販売は1289万台と前年同期を約3割上回っています。19年1~6月と比べても約5%増です。中国は新型コロナをいち早く抑え込み、20年4月以降は前年実績を上回る月が多いそうです。

 

 

 

販売回復が鮮明な米中に比べ、欧州と日本のもたつきが目立ちますね。

 

 

 

残念ながら日本では相当落ち込んでいるようですね。日本も1~6月の新車販売(軽自動車含む)は246万台で前年同期比12%増だが、19年1~6月を11%下回るようです。

 

 

 

欧州自動車工業会がまとめた1~6月の欧州主要18カ国の販売台数は586万5千台で前年同期比28%増でしたが、。だが19年1~6月に比べると24%減です。

 

 

 

すべてコロナと比較してなので回復は全部していないんですよね。

 

 

 

電気自動車(EV)など電動車も新車販売の明暗を分けるようです。中国は上汽通用五菱汽車が販売する数十万円の格安EVが好調です。

 

 

 

6月はEVなど「新エネルギー車」の比率が新車販売の14%となり、20年平均の6%から上昇しています。

 

 

 

地方政府による補助金などの効果が顕在化しているとゴールドマン・サックスでは見ているようです。

 

 

 

一方、欧州ではドイツなども購入補助金を用意するが、米コンサルティング会社アリックスパートナーズの鈴木智之氏は「EVなど電動車の価格が高く新車販売全体の底上げは期待しにくい」と指摘しています。

 

 

 

半導体不足の影響は当面続く見通しです。半導体不足による世界の自動車大手の機会損失は21年に約12兆円になるそうです。23年には生産と販売がほぼ拮抗する平時に戻るようです。

 

 

 

以上、マグロでした。

 

 

 

 

研究ブログ