こらむ・マグロ所長
銀行と証券会社で結びつきが増えそうです。
どうも、こんにちは。
マグロ所長です。
30年の間、銀行と証券会社の業務を切り分けてきました。規制が撤廃に向けて動き出しています。
つまり、銀行と証券会社で顧客企業の情報共有が可能になったわけです。
美味しいことに銀行が証券会社を保有、傘下にある場合は最強ですよね。なぜなら、銀行が持ちうる情報、お客様の情報を用いて営業ができるわけですから。
実際には融資以外にもM&Aの助言や新株、社債の発行などの証券業務が簡単になるとされています。
しかしながらそれができるのは大手だけです。つまり、野村、大和、SMBC日興、みずほですかね。
銀行系のみずほ、SMBCは強いと思います。さらに野村や大和と提携をしてくるような地方銀行等増えそうです。
さらにネット証券も同様ですね。特にSBI証券はさらに強くなりそうです。今でも仲介業務で提携する銀行を増やしていますから。
銀行と証券会社では顧客情報の受け渡しを禁止するファイアウォール規制が最後の規制の一つとして残っていました。
金融庁は規制を撤廃して金融機関の国際的な競争力を高めたいようです。
新型コロナウイルスで苦境にある銀行の融資先企業に対し、M&Aやさまざまな資金調達の提案を通じ、産業再編を後押しする狙いもあります。
銀行が持つ国内外の企業の情報を得やすくなり、提携や買収、売却先が見つけやすくなるなどの利点があります。
融資の可否を判断する銀行は、企業に対し優越的な地位があります。
顧客企業が望まない金融サービスの押しつけの防止などが課題となります。欧米ではグループ内の情報管理の体制や違反した際の罰則が厳しく定められています。
金融庁は銀行への監督強化を通じて、企業に不利益が及ばないようにする方針です。
金融庁は、銀行のホームページなどであらかじめ証券会社との間で顧客に関する情報を共有する意向を記載しておけば、顧客に別途通知しなくても銀行と証券の間で情報交換できるようにする案をまとめています。
情報共有を望まない企業はあらかじめ銀行側に伝えれば、情報は共有されないようですがわかりません。
新たな仕組みは大企業向けで始めるみたいです。大企業ばかりが優遇されます。
どうしてもしょうがないところはあります。セキュリティーやその後の対応、今後は中小企業や個人についても情報共有が可能かも議論するが、大企業以上に銀行が優越的な立場にあり懸念する声が根強いみたいです。
銀行系以外の証券会社では顧客情報の共有に反発する意見がある。金融庁は企業や金融機関の意見も踏まえ、制度の詳細を詰めるようです。
これができるときついのは中小の証券会社ですね。
以上、マグロでした。