1. HOME
  2. 研究ブログ
  3. こらむ
  4. 研究ブログ【コラム】#450

研究ブログ

様々な相場情報や関連記事

こらむ

研究ブログ【コラム】#450

こらむ・マグロ所長

ワクチン特需がすごい。

こらむ

 

 

 

ワクチン特需がすごい。

 

 

 

どうも、こんにちは。

 

 

 

マグロ所長です。

 

 

 

新型コロナウイルスワクチンによる特需が、欧米製薬各社の業績をけん引している。米バイオ製薬モデルナが24日発表した2021年12月期決算は、売上高が前期比23倍の184億ドル(約2兆1100億円)となったほか、米製薬大手ファイザーも売上高がほぼ2倍に膨らんだ。22年も追加接種などの需要を取り込み、ワクチンが業績を押し上げる見通し。

 

 

 

 

コロナワクチンの開発を手掛けたファイザー、モデルナ、米ジョンソン・エンド・ジョンソン(J&J)、英アストラゼネカの欧米製薬4社の21年12月期決算が24日出そろった。モデルナは上場以来初めて通期で黒字化するなど、コロナワクチンによる特需が鮮明だ。

 

 

 

 

特に、コロナ向けで初めて実用化された「メッセンジャーRNA(mRNA)」タイプの次世代ワクチンを手掛ける米国2社で、コロナワクチンは主力事業に浮上した。21年12月期の売上高全体に占めるコロナワクチン売上高はモデルナが96%、ファイザーも45%に達した。

 

 

 

 

一方、J&Jとアストラゼネカは「ウイルスベクター」というタイプのワクチンだが、一部で極めてまれな血栓の副作用が報告された。J&Jは米国で接種が一時中断されたことなどもあり、業績全体への寄与度は小さくなった。追加接種の定着などで、各社は22年も引き続き同規模のワクチン供給を見込む。コロナワクチンの売上高はファイザーが前期比13%減の320億ドル、モデルナは7%増の190億ドルと、mRNAタイプが引き続き優勢となる。両社は変異型「オミクロン型」に特化したワクチンの開発も進める。J&Jは増収予測だが30~35億ドルと規模は小さく、ワクチンの優勝劣敗が鮮明となった。

 

 

 

 

各社はワクチンで稼いだ利益を、新薬などの次の成長投資に振り向けている。

 

 

 

 

モデルナはオーストラリアやアフリカなどでワクチンの新工場建設を進めているほか、アジア4カ所、欧州6カ所に新たな子会社を設立する計画を発表済みだ。ステファン・バンセル最高経営責任者(CEO)は「業界をけん引するmRNAパイプライン(新薬候補)を引き続き拡大させており、44のプロジェクトが進行中だ」と強調した。22年後半には、希少遺伝性疾患とがん治療薬の臨床試験(治験)の結果が得られる見通しという。

 

 

 

 

ファイザーは22年の調整後の研究開発(R&D)費用が、前期比0~9%増の105億~115億ドルになると見込む。同社は昨年12月には、消化器系の難病治療薬の新薬候補を持つ米バイオ医薬品アリーナ・ファーマシューティカルズの買収を発表した。米国みずほ証券のヴァミル・ディヴァン氏は同社について「ワクチン販売などで稼いだキャッシュを活用したM&A(合併・買収)のペースも加速しており、パイプライン強化に向けた動きに期待している」と指摘した。

 

 

 

 

もっとも、ワクチン銘柄の直近の値動きはさえない。モデルナの株価は決算を受けて24日は15%高となったものの、21年8月につけた過去最高値からは約7割安だ。米ミラー・タバックのマシュー・マリー氏は「世界で感染者数が減少するなかで、ワクチン義務化などの必要性は薄れるとの見方が強まり、収益期待が後退している」として、低迷が長引くとみる。

 

 

 

 

ワクチンに次ぐ成長の柱が育つまで、株価の反転が難しいとの見方もあります。ジョージ・コンボイ会長は「ワクチン比率の高いモデルナなどは、次の収益源となる製品が出るまで不安定な値動きが続く一方、ワクチン以外の事業が充実するJ&Jへの収益期待は大きい」と指摘しました。

 

 

 

 

一方、ファイザーは新型コロナの飲み薬「パクスロビド」も手掛けており、ワクチンと合わせると22年の売上高は計540億ドルを見込んでいます。アルバート・ブーラ最高経営責任者(CEO)は「安定した新型コロナ関連の収益や既存のパイプライン、新薬開発により収益成長を続ける」と述べました。

 

 

 

以上、マグロでした。

 

 Twitterで最新情報や新規ブログニュース情報を発信しています。

 フォローして頂けると励みになりますので、宜しくお願い致します。

 Twitter

 

研究ブログ

注目タイトル別一覧

Twitter でフォロー