どうも、こんにちは。
マグロ所長です。
以前から半導体を自国で生産するながれということで話をしていますが今回は中国についてです。
中国もアメリカとの貿易戦争の関係で自国で半導体を生産する方向に頑張っていますがここにきて問題がアルようです。
困っているのは中国が半導体を主流の小さいサイズに製造ができないということです。
製造しているのが14ナノから27ナノメートル程度ということでした。
アメリカの制裁で部材の調達も難しく、代替品のために頑張っていますが結果としてこうなっているわけです。
世界ではすでに半導体のサイズとして3.2ナノメートルまで実用化にめどを付けています。
中国では主力が90ナノメートルと言われています。3世代くらい遅れているわけですね。
微細化に足踏みしているということでウエハーから不要な部分を取り除くエッチング装置に強みを持つ中国の会社AMECでも販売の多くが14.28ナノメートルばかりだということでした。
何度も言っていますが世界ではかなり半導体が不足しています。コロナの影響もあって在宅時間が増えました。
リモートワークということもあり、必要なデバイスが増えた形です。そこに追い打ちをかけて、工場火災、水不足、寒波ということで下。
一番大きいのはアメリカの制裁で中国が部品を入手できないということと、自社での生産も難航しているというところですね。
基本的にはアメリカでもファブレスメーカーが多く、台湾に依存していますし、日本でも同様です。
韓国のサムスンもそうですが半導体を生産し始めて、コレから本格的に商品が出てきますが最新デバイスのことを考えると古いサイズでは対応できないでしょう。
早急に半導体の生産でも古いサイズではなく、微細化を早急に進めないとインテルと同じですね。
中国では中国製造2025という産業政策を掲げています。
自給率を70%に言及することは少なくなりました。一帯一路でも同様です。
中国各地で補助金を入れて、どんどん勧めていますが技術がなければ難しいですね。
今後も半導体の必要な数というものは世界で増えていきます。
IOTの世界に入っている今、接続できるデバイスには必ず半導体が必要です。
その際には現時点での生産能力では難しいので大手のインテル、TSMC、サムスンは巨額の投資を行なって対応していくようです。
インテルは微細化のためにも巨額投資を行ないます。
中国も同様ですが結果として、中国にとっては半導体を作らないと10億以上の国民の生活をハイテク化するには必要不可欠です。
世界でどんどん半導体に生産が増えていく中で、注目が集まるのはTSMCというところ、ASML、ルネサスと言った感じでしょうか。
ここは自社で作っているのでここが止まると世界のハイテク化が止まると思ったほうがいいでしょうね。
以上、マグロでした。