こらむ・マグロ所長
どうも、こんにちは。
マグロ所長です。
さて、最近のニュースで野村がアメリカの子会社を通じて行った取引で2200億円もの損害が発生したと言われています。
面白いのが野村だけではなく、クレディ・スイスもみたいなんですね。
今回注目の的になっているのがアルケゴスというところです。
アルケゴスとは、アメリカの投資会社になります。ちなみにアルケゴスの代表は以前にインサイダー取引で中国当局から摘発された過去はあります。
アルケゴスの代表はホワンさんです。一部では天才とまで言われていました。
そのアルケゴスはどんどん金融大手との取引を行っていきます。
かなりのいいお客さんだったみたいです。1兆円ほどの運用資産でデリバティブ取引で手数料収入が大きかったようです。
ホワンさんは金融大手同士で競わせて好条件を引き出しながら取引規模の拡大を行っていました。
アルケゴスは株式を実際に保有せず、運用の損益のみを取引金融機関と交換する取引を用いていました。
レバレッジで信用取引みたいなものですね。
今回それが弾けたわけですね。巨額の取引において損失が大きくなり、終わったわけですね。
債務不履行から担保の差し押さえにどんどん動いているみたいですが回収は難しいでしょう。
ゴールドマン・サックスも同じようなことを受けたみたいですが精算をいち早く行っていたので損失がかなり少ないようです。
遅れてしまった、野村、クレディ・スイスは数千億円という損失になったわけですね。
アメリカでこのようなことが起きてしまった以上、これからSECの審査もかなり厳しいものになりそうです。
タダでさえ議会にゲームストップ株事件で業化に目を向けているのでこれらによって相場の妨げに鳴るようであれば株価が厳しい動きになる可能性はあります。
政治的要因ですね。
アルケゴスが保有していた銘柄がかなり上昇したみたいですね。
金融機関による処分売が一巡したということでした。投資銀行のリスクがしっかりと取れていないという判断にこれらはなりますが同じようなことがなければいいのですが。
資金力は大きかったのでなかなか投資銀行、証券は切るに切れなかったという感じですかね。
リーマンショックの二の舞に鳴らなければ問題はないでしょう。
以上、マグロでした。