こらむ・マグロ所長
どうも、こんにちは。
マグロ所長です。
さて、アメリカの半導体製造装置最大手のアプライド・マテリアルズですが、旧日立製作所系のKOKUSAIELECTRICの買収を断念したと発表がありました。
その理由が中国の独禁法当局の承認が得られなかったということです。
マグロは何度もお話していますが今ではかなり半導体がとても重要だということです。
アメリカのM&Aに対して中国が待ったをかけた形です。
アプライド・マテリアルズは今回の買収を3800億円で予定していました。破談担ったことで契約手数料を160億円程度支払います。
日本の公正取引委員会では得意分野が異なるため業界12位を1位が買収したところでシェア拡大にはつながらないとして無条件で承認しています。
米欧などもその他の当局でも審査において、買収期限だった6月までには承認がおりていました。
ただ、そんな中で中国の当局のみが一切承認を認めないということで、9ヶ月が立ちました。
買収期限もそれに伴い、何度も延期していましたがなかなか認められず、今回の結果を受けて買収断念となりました。
唯一、中国が認めませんでしたが中国はアメリカとの貿易摩擦によって半導体がかなりきついんですよね。
だからこそ、半導体製造装置を輸入しているKOKUSAIからはアメリカの傘下に入ることが嫌だったということで懸念して認めなかったという説もあります。
そもそも、今までの流れで言えば米中貿易摩擦によってかなりハイテクではバトルになっていました。
かなりお互いに輸出入において制限を掛け合いましたが思っているよりもまだまだ続いていくなと感じさせる一件だとマグロは思いますね。
アプライド・マテリアルズから中国は半導体製造装置の輸入もストップですもんね。
半導体が国民一人当たり100個ほど使われるようになれば今の生産能力では圧倒的に不足するんですよね。
それだけ半導体生産には力を入れるしかないんですよね。
アメリカ、中国のみではなく、日本やEUでもこぞって政府が対応しています。
日本でも政府が半導体を作んなきゃと話しているくらいなので半導体において日本は遅れてはならないとして頑張るみたいですね。
今回は買収出来ず、ということでしたが今後はそれが変わりますということは難しいですね。
今後も買収においては米中で対立するでしょう。
以上、マグロでした。