こらむ・マグロ所長
どうも、こんにちは。
マグロ所長です。
さて、米でウォールストリートジャーナルにてアリババが、中国政府から自分で保有しているメディア関連の資産を売却するように要求を受けたことが明らかになりました。
つまり、もうお前はその分野はやるなと言うことですね。
アリババは香港英字紙サウスチャイナモーニングポストを保有していました。
アリババの解体につながるだけでなく、香港の締付けにもつながるでしょう。
アリババは中国でも4大企業の一つですね。
中国社会への影響力も高いので、政府から中国への影響を削ぐ狙いもあるのでしょうか。
アリババは2016年にこのサウスチャイナモーニングポストを買収しました。その他にもビリビリやウェイボにも出資しています。
多くの国有メディアとも提携しています。そのグループ事業に投資をしています。
アリババはネット通販とアントの決済のイメージですが創業者のジャック・マーさんが退任してからは当局批判の発言もあり、当局が締め出しに動いています。
直近でもそうですよね。アントの上場を予定していましたが結局延期になった上に独占禁止法で今は上場も出来ないです。
それだけ今、アリババの保有しているものが中国政府にとって管理下に置かれていないのでそれが困るのでしょう。
だからこそ当局の介入がここ最近で増えてきているからだと思います。
中国政府で、中国共産党ではメディアの扱いは党の喉と舌ということで位置づけています。
情報統制に力を注いでいることからよっぽどアリババがメディアを保有しているということが嫌だったんでしょうね。
日経新聞でも、アリババの解体に向けての動きかもしれないということでした。
流石にアリババを解体するとかなり国内への影響が大きいのでそこまで急にはしてこないと思います。
ただ、それでもメディアなど露出を嫌う政府なのでインターネット関係でも売らせるかもしれませんね。
そうなると苦しくなるのはどこでしょうか。
アリババをたくさん保有しているところです。そう、ソフトバンクグループですね。
こういう話が出てしますと仮にそれは起きなくても可能性は残ってしまい、売られることも増えると思います。
さらに以前の創業者ジャック・マーさんが離れてしまっているので展開も不透明です。
SBGの含み利益は吹っ飛ぶ可能性はありますね。
まぁ含み益は幻なので難しいところです。仮に株価が下がれば何かしらの対策を行ってきそうですね。
注意しておきましょう。
以上、マグロでした。