国内相場情報 研究ブログ【国内相場】#204 マグロ研究所 VOL204 国内相場204 国内相場204 どうも、こんにちは。 マグロ所長です。 さて、先週末のアメリカですが前日比166ドル44セント(0.5%)安の3万4584ドル88セントで引けています。 米景気の減速懸念に加え、米連邦公開市場委員会(FOMC)を来週に控え、投資家の運用リスクを取る姿勢が後退しています。 米連邦準備理事会(FRB)は21~22日にFOMCを開来ますね。テーパリング(量的緩和の縮小)開始の決定は見送られそうだが、市場では年内開始を強く示唆する公算が大きいとの見方が多いですね。 相場の反応を見極めたい投資家が多く、買いが手控えられています。 投資家心理を測る指標である米株の変動性指数(VIX)は前日比11%高の20台後半と、不安心理が高まった状態とされる20を上回っています。 ボラティリティがかなり高いので大変ですよね。中国不動産大手、中国恒大集団の資金繰り問題も米市場でくすぶっており、債券の問題もありますよね。 一方、買われたのはバイオ製薬のアムジェン、医療保険のユナイテッドヘルス・グループ、日用品のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)などディフェンシブ株が中心でした。 ハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数は反落した。前日比137.956ポイント(0.9%)安の1万5043.968でした。 主力株の下げが目立ち、クアルコムが3%強下げるなど半導体関連株も幅広く売られています。 ちなみに中国の問題ですが一回コラムで取り上げていましたが中国・恒大、迫る巨額利払い 負債総額33兆円ということでかなりやばいそうです。 取引先への未払い分などを含めた恒大の負債総額は1兆9665億元(約33兆4000億円)と中国の名目国内総生産(GDP)の約2%に相当します。 その処理に失敗すれば中国経済や金融システムに大きな打撃を与えかねないということがあります。かなりやばいんですよね。 リフィニティブによると、まず23日に米ドル債と人民元債の利払い日が到来します。利払い額は米ドル債が8353万ドル(約92億円)、人民元債が2億3200万元(約39億円)だ。デフォルト(債務不履行)まで30日の猶予がある債券もあるとのことです。 恒大はすでに一部の建設会社や資材会社への代金支払いが滞っています。 銀行からの借入金のほか、主に外国人向けに販売された米ドル債(195億ドル)など債券が含まれています。 中国では、恒大と同業で経営難に陥っている華夏幸福基業など1000億元超の負債を抱える企業は少なくないのでかなり注意が必要です。中国の経済成長が鈍化し、農村から都市への人口移動のペースが鈍化する中では、第2、第3の恒大問題が起きかねないということです。 以上、マグロでした。 研究ブログ【コラム】#293 研究ブログ【コラム】#294