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研究ブログ【コラム】#430

こらむ・マグロ所長

エヌビディアさんまたも新商品を生み出してしまい、独走体制。

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エヌビディアさんまたも新商品を生み出してしまい、独走体制。

 

 

 

どうも、こんにちは。

 

 

 

マグロ所長です。

 

 

 

高速通信規格「5G」の通信インフラで技術革新が進みます

 

 

 

米半導体大手エヌビディアは5G基地局に使う半導体を開発しました。ゲーム機などに使う画像の高速処理半導体技術を応用し、通信処理の速度を3倍に速めたということです。

 

 

 

通話品質の改善に加え、人工知能(AI)や自動運転データの高速処理に役立つそうです。まずはNTTドコモが多く採用する富士通の基地局に搭載する。

 

 

 

ここがポイントですね。

エヌビディアの「賢い基地局」は複数のアンテナを繁閑に応じて使い分けることで通信混雑を緩和するそうです。従来の基地局は単一のアンテナで処理することが多く、通信が集中すると、ネットワークが混雑してつながりにくくなる弱点があるそうです。

 

 

 

賢い基地局は遅延が発生する可能性があるクラウドとの通信を減らして自ら処理します。利用者に近い場所でデータ処理をすることで、翻訳や無人店舗の認証、ロボット制御、仮想現実(VR)などの遅延を抑えるほか、個人情報が漏洩するリスクが減る利点もある。2024年までに幅広い設備への導入を目指します。

 

 

 

エヌビディアは「GPU」と呼ぶ画像処理半導体技術を応用しました。ゲーム機の半導体が複数の画像を同時に処理して素早く読み込むように、複数の通信データを並列して処理することで交通整理し、混雑を緩和する仕組みということです。半導体を搭載した基板だけで動かせるため、基地局の小型化や余剰設備の削減につながります。消費電力も半減します。

 

 

 

 

基地局向けの半導体は米ザイリンクスや米インテルが強かったです。半導体大手のエヌビディアの参入で通信インフラ技術の競争が激化しそうです。

 

 

 

世界の通信会社にとって、5Gやその後の次世代通信規格「6G」の基地局整備にかかるインフラ投資の負担は重く、技術革新が求められています。スウェーデンのエリクソンやフィンランドのノキア、中国の華為技術(ファーウェイ)の3社で基地局の世界シェアは約8割を占め、メーカーの異なる機器を組み合わせることは難しかったです。

 

 

 

近年はドコモや米ベライゾン・コミュニケーションズなどが技術のオープン化を進め、ソフトで運用できる低価格の設備の採用を広げています。

 

 

 

楽天グループやソフトバンクグループは仮想化や半導体技術を使ったソフト処理の開発を進める。海外でもエリクソンが仮想的に通信を効率化する技術開発に取り組んでいる。

 

通信インフラは米中対立の影響でファーウェイを排除する動きが広がっている。エヌビディア製の半導体の導入が進めば、米企業の復権につながるとの期待もある。

 

 

 

以上、マグロでした。

 

 

 

 

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