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研究ブログ【コラム】#394

こらむ・マグロ所長

お米のブランドはたくさん増えました。魚沼産コシヒカリといえば

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お米のブランドはたくさん増えました。魚沼産コシヒカリといえば

 

 

 

どうも、こんにちは。

 

 

 

マグロ所長です。

 

 

 

コメの最高級ブランドとされる新潟県の魚沼産コシヒカリが値上がりしています。たくさんブランドはありますが主要銘柄の新米が軒並み値下がりするなか、魚沼コシは2年連続で上昇し2021年産米は15年産米以来の高値で取引されているそうです。

 

 

 

差別化に苦しむブランド米市場から一歩抜け出した魚沼コシだが、背景にはコメの需要減のジレンマも透けて見えています。

 

 

 

魚沼コシの卸間価格は20年産米から2年連続で上昇し、12月中旬時点で、21年産米が玄米1俵(60キログラム)2万2350円前後と20年産米の新米時期と比べ4200円(23%)高くなっています。

 

 

 

宮城県産ひとめぼれは同1万250円前後と2150円(17%)安、秋田県産あきたこまちは同1万1450円前後と1500円(12%)安、新潟県産でも産地を限定しない一般コシヒカリは同1万4550円程度と足元では横ばいだが、出回り当初は20年産に比べ850円(6%)安など主要銘柄は20年産米に続いて軒並み値下がりしています。

 

 

 

新型コロナウイルス禍で業務用需要が減少し、家庭の精米需要も減少が続き、荷余り感が強いためこのようなことになっているということらしいです。

 

 

 

魚沼コシも消費減を背景に下げ基調が続いていました。コメの流通が全面的に自由化された現行制度になった04年産に比べ安値を付けた16年産は3割下落一般コシヒカリとの値差も年々縮まり、04年産では5367円あったが、16年産では3537円まで縮小していました。

 

 

 

かつての「魚沼コシ1強」の認識を一変させたきっかけの1つは、コメの食味ランキングの最高位「特A」からの陥落で17年産米で28年間守り続けた最高位の評価を得られず、「危機感を持った」(魚沼地域のJA担当者)とのことです。

 

 

 

日本穀物検定協会(東京・中央)が1971年産米から始めたコメの食味ランキングでは3分の1の銘柄が最高位の特Aを取得し、魚沼コシは18年産米では特Aに復帰するが、ブランド米も差別化が難しくなっていることを認識させる出来事でした。

 

 

 

魚沼コシの産地では生産者同士で栽培方法などの情報を共有し、地域全体の品質向上に動いており、その努力もあって卸間価格は市場の流れに逆らって上昇傾向となり、一般コシとの値差も21年産は7800円まで開いています。

 

 

 

21年産の魚沼コシの値上がりの背景には、作柄が「やや不良」でコメ卸や量販店に品不足懸念が広がったことが一因で実際、大手コメ卸の幹部は「量販店の棚の定番商品なので欠かすことはできない」と店頭での売れ行きとは異なる要因を指摘しているそうです。

 

 

 

ここに、長い間、最高級ブランドとして認識されてきた魚沼コシの強さが見て取れるということでしょう。

 

 

 

消費者の殆どが高齢者になる中で思っているよりも最高級のお米といえば魚沼産コシヒカリと残っているのかもしれませんね。

 

 

 

今後も米の出荷は減っていきますがどうなるのでしょうか。

 

 

 

お米市場も大変です。

 

 

 

以上、マグロでした。

 

 

 

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