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研究ブログ【コラム】#387

こらむ・マグロ所長

SDGsの目標15「陸の豊かさも守ろう」とは

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SDGsの目標15「陸の豊かさも守ろう」とは

 

 

 

どうも、こんにちは。

 

 

 

マグロ所長です。

 

 

 

持続可能な開発目標、SDGs(エスディージーズ)とは、2015年9月の国連サミットで採択された国際目標です。人類と地球が繁栄するための計画と目標を立て、それらは17のゴールと169のターゲットに集約されています。

 

SDGsは期限を2030年までとし、持続可能で住みやすい世界の実現を目指します。SDGsで掲げられた目標達成のために、全人類が取り組まなければなりません。

 

 

 

SDGsの目標15「陸の豊かさも守ろう」は、「陸域生態系の保護、回復、持続可能な利用の推進、持続可能な森林の経営、砂漠化への対処ならびに土地の劣化の阻止・ 回復及び生物多様性の損失を阻止する」ことをテーマにしています。つまり、陸の豊かさを保護し、砂漠化を防いであらゆる生物が生きられる環境を作るのが目標です。

 

地球上にある森林は、私たちが生きていくうえで必要な水や食料、空気などのさまざまなものを生み出してくれています。しかし森は非常に速いスピードで減少傾向にあるため、これ以上減らないように早急に保護し、回復していかなければなりません。

 

 

 

世界全体では森林の減少速度を抑える取り組みがあるものの、大気汚染や森林伐採、温暖化などが原因で健全な森が破壊されています。それにともない生物多様性も壊れ、多くの陸上生物が絶滅の危機にひんしているのです。

 

人間社会の経済成長のために犠牲になってきた森林。このままでは森林をはじめ生物までも姿を消していき、やがて私たちも生きていけなくなります。一度崩れてしまった生態系を取り戻すには途方もない年月がかかりますが、今すぐ取り組まなければならない重要課題なのです。

 

 

 

住友林業グループの取り組み事例の一例として、「地方創生につながる苗木生産」があります。有効活用するために森林資源を整備したり、林業を再生したりする自治体が増えていることを受け、2012年から苗木生産を始めました。

 

温度や湿度を制御することで1年を通じて生産できるようになったため、苗木の生産量が飛躍的に増えたのです。また、苗木生産に関わる人材雇用や、技術開発などについても地域活性化に寄与しています。

 

 

 

デンマークは、「家を建ててから壊すまで」の過程で出る廃棄物の量の多さに着目し、このサイクルを持続可能なものにする取り組みをおこなっています。家だけでなく街全体をリサイクルの建材でつくっているのです。

 

それだけでなく生活全般を持続可能なものにするために、生活に使われる資源を100%再生可能エネルギーにしたり、雨水を再生利用したりして、地球環境保護に寄与しています。

 

 

 

陸の豊かさを守るために私たちができることは、森林保全活動に参加することです。地域住民として山を綺麗にしたり、すでにある樹木の保全をしたり、さまざまな活動があります。自然を守ることが、多くの生態系を守ることにもつながるでしょう。

 

残念ながら森林保全よりも、自然が破壊されるスピードのほうが速いのが現状です。今ある自然と生き物を保護する活動を早急に進めなければなりません。それにともない、森林保全に関わるプロジェクトへの寄付もおすすめです。

 

 

 

SDGsの目標15「陸の豊かさも守ろう」の概要や取り組み事例を紹介しました。今残っている森林や生態系を守っていくためには私たち一人ひとりが意識して取り組まなければなりません。ボランティアや寄付など、気軽にできることから取り組んでみませんか?個人でおこなう小さなことが、将来の私たちの地球を作っていくはずです。

 

 

 

以上、マグロでした。

 

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