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研究ブログ【コラム】#375

こらむ・マグロ所長

航空業界でも脱石油に頑張っていますがどうでしょうか。

こらむ

 

 

 

航空業界でも脱石油に頑張っていますがどうでしょうか。

 

 

 

どうも、こんにちは。

 

 

 

マグロ所長です。

 

 

 

米ユナイテッド航空は1日、バイオマスなどで作られたSAF(持続可能な再生航空燃料)のみで運航できる旅客機を公開しました。航空会社の温暖化ガス排出量の99%はジェット燃料由来です。

 

 

 

排出量を従来燃料より8割減らせるSAFへの切り替えを進め、脱炭素を加速させる狙いです。。世界の航空大手もSAF購入拡大を表明しており、普及の課題となっている価格の低下につながる可能性があるとは思いますが原油と比較してどうなのかはまだ謎ですね。

 

 

 

米ボーイングの小型機「737MAX」で、米シカゴーワシントン間を100人超の旅客を乗せて運航しました。機体はボーイング製です。

 

 

 

国際認証機関であるASTMインターナショナルにより、航空機に利用するバイオ燃料の利用率は最大50%に定められています。航空各社は通常、石油由来の従来型ジェット燃料に10~50%のSAFを混ぜて使っています。

 

 

 

ユナイテッドは2つあるエンジンのうち1つをSAFのみ、もう1つを従来型のジェット燃料で満たして運航させSAFのみでもエンジンを問題なく動かせることを示すことで、石油燃料を全てSAFに切り替えても運航可能なことを実証しました。

 

 

 

SAFは米石油大手マラソン・ペトロリアム子会社でバイオ燃料のバイレントなどが開発・製造エンジンは従来と同様で「現状の機材やインフラを変えることなく、SAFに置き換えられる」(バイレントのデーブ・ケトナー社長)とのことです。

 

 

 

世界の温暖化ガス排出量の2%を占める航空業界では、脱炭素への包囲網が強まっており、国際航空運送協会(IATA)は10月に開いた年次総会で、世界の航空業界の団体として初めて50年の脱炭素目標を掲げSAFへの置き換えを戦略の主軸としています。

 

 

 

50年に燃料全体に占めるSAFの割合を65%まで増やすロードマップを示し現状では1%に満たず、生産・需要ともに急速な転換を要する感じです。

 

 

 

SAFの価格は石油由来の燃料と比べ4倍程度、高価なことが置き換えが進まない要因にもなっています。

 

 

 

バイデン米政権はSAFの生産を増やすために、40億ドル(約4500億円)超の資金拠出を掲げホワイトハウスによると、米国のSAF生産量は直近で年間450万ガロン(約1700万リットル)。これを30年には約670倍の30億ガロンに引き上げる。50年には航空燃料需要を全て満たせる量のSAFを生産するとしています。

 

 

 

最大市場の米航空大手が動けば、SAF燃料の需要にも弾みがつき、価格を下げる可能性が出てくる可能性はありますね。

 

 

 

以上、マグロでした。

 

 

 

 

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