こらむ 研究ブログ【コラム】#370 こらむ・マグロ所長 メタバースとはなんぞやと熱狂する市場 こらむ メタバースとはなんぞやと熱狂する市場 どうも、こんにちは。 マグロ所長です。 仮想空間「メタバース」の開発競争が今熱いデスネ。100兆円規模に膨らむと期待される新市場には、米エヌビディアや米マイクロソフトが本腰を入れて参戦し、インターネットや人工知能(AI)を制した巨大テック企業の新たな主戦場になっています。 「仮想空間の広さは現実世界を超える規模に膨らむ。クリエーターは仮想空間でより多くの創作物を生み出す」。9日のイベントで、エヌビディアのジェンスン・ファン最高経営責任者(CEO)は話しています。 同社はGPU(画像処理半導体)を武器に、主要市場をゲームからAIに変遷させてきて、次に狙いを定めたのがメタバースということです。メタバースを制作するためのツールを提供します。 すでに独シーメンス・エナジーやスウェーデンのエリクソンがエヌビディアとメタバースを構築しています。 インターネットの登場で個人や企業がホームページを持ち、利用者は自由に移動している感じです。 今後は独自のメタバースづくりが進み、利用者はメタバース間を往来すると見ています。 メタバースは「メタ(高次元の)」と「ユニバース(宇宙)」を組み合わせた造語です。 自分好みに着飾ったアバター(分身)で交流したり、音楽ライブを鑑賞したりする新しい消費空間になります。 遠く離れた従業員が共同作業するバーチャルオフィスにもなる。ゴーグル型の仮想現実(VR)機器やスマートフォンで利用します。 「フェイスブックはメタバース企業になる」。メタバースを一躍有名にしたのは米メタ(旧フェイスブック)のマーク・ザッカーバーグCEOによる「メタバース宣言」ですね。 2021年だけでメタバースに100億ドル(約1兆1000億円)を投資し、欧州では5年間で1万人を採用して事業を推進していきます。 マイクロソフトはチャットアプリ「チームズ」に仮想空間で会議などができる機能を22年に加えて、米クアルコムは半導体セットをメタ子会社のVR機器向けに販売しています。 メタバース経済圏には、ブロックチェーン(分散型台帳)も不可欠です。作者や権利の移転情報を記録してコンテンツを唯一無二だと証明する「NFT(非代替性トークン)」なら、デジタルアイテムの流通量を制限したり、取引履歴を容易に残したりします。 メタバース市場は急拡大が見込まれています。カナダの調査会社エマージェン・リサーチは20年の477億ドル(約5兆5千億円)から年平均43%で伸び、28年には8290億ドル(約95兆円)まで膨らむと予測しています。 VRなどのハードに加え、仮想空間上のアイテム購入や電子商取引(EC)、音楽ライブなど娯楽・サービスも市場をけん引していきそうです。 多くの企業が続々と進出し、投資を呼び込むバブルのようなメタバースの現状は当時と似ており、先行する期待に見合う成長を示していく必要がありますね。 以上、マグロでした。 Twitterで最新情報や新規ブログニュース情報を発信しています。 フォローして頂けると励みになりますので、宜しくお願い致します。 Twitter Tweets by bdizYEnbtpyZJy3 研究ブログ【コラム】#369 研究ブログ【国内相場】#254