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研究ブログ【コラム】#352

こらむ・マグロ所長

IEインターネットエクスプローラーが終わります。

こらむ

 

 

 

IEインターネットエクスプローラーが終わります。

 

 

 

どうも、こんにちは。

 

 

 

マグロ所長です。

 

 

 

さて、マイクロソフトのインターネットエクスプローラー、IEですがそろそろサポートの終了があるはずです。

 

 

 

米マイクロソフトは2022年6月にIEのサポートを終了すると伝えています。マイクロソフトは22年6月15日(米国時間、日本時間では同16日)に、基本ソフト(OS)Windows(ウィンドウズ)10でのIEのサポートを終了ということです。

 

 

 

22年6月以降に配布されるOS更新プログラムを適用すると、IEの起動そのものができなくなるようです。IEの実行ファイルである「iexplore.exe」を起動しても、代わりに標準ブラウザーになった「エッジ」が起動する仕組みです。

 

 

 

それに先立つ21年10月5日(米国時間)に出荷が始まった次期OSのWindows 11は、そもそもIEを搭載しないようです。

 

 

 

IEを利用するユーザー企業は22年6月までに「IEでしか動作しないウェブアプリケーションを改修する」や「IEでしか動作しないウェブアプリケーションを利用する際にはエッジの『IEモード』を使うよう従業員に周知する」といった脱IEを済ませる必要があります。

 

 

 

エッジのIEモードは、IEでしか利用できないウェブページをエッジで表示する機能IEのレンダリングエンジンを使って、IE依存のウェブページを表示は可能です。

 

 

 

社会的な影響が大きいにもかかわらず脱IEが進んでいないのは銀行と役所です。銀行や信用金庫・信用組合が一般企業向けに提供する「法人向けインターネットバンキング(IB)」や、政府機関や自治体が提供する電子入札サイトや電子申請サイトの多くが、21年10月の時点で脱IEできていないんです。

 

 

 

一番大きいところは銀行ですかね。信用金庫はIEでの電子証明書なるものエオ使っています。電子証明が確認できないと使用ができない仕組みです。

 

 

 

ところが日本の銀行の多くが、パソコンへの電子証明書のインストールにIEのプラグインである「ActiveX(アクティブエックス)コントロール」を使用しています。

 

 

 

22年6月にIEが利用できなくなると、法人向けIBにログインできなくなってしまうので大きな問題になります。

 

 

 

電子証明書による認証を使わない設定にすれば米グーグルのブラウザー「クローム」やエッジといった他のブラウザーが利用できるとする銀行も多いが、その場合は認証がIDとパスワードだけになるため、セキュリティーが弱くなるんですね。

 

 

 

どうなるかが問題です。

 

 

 

全国に254ある信用金庫のうちの248団体が、しんきん情報システムセンター(SSC)が開発する「しんきん法人インターネットバンキングシステム」を使用するが、その脱IEが済んでいないのです。

 

 

 

SSCの開示資料によれば、しんきん法人インターネットバンキングシステムは全国にある41万2000社が利用する(20年度実績)。その多くが中小企業や個人事業主です。

 

 

 

やばいですね。

 

 

 

ここは日本でも要注目です。

 

 

 

以上、マグロでした。

 

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