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研究ブログ【コラム】#346

こらむ・マグロ所長

SDGsの目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」とは?

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SDGsの目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」とは?

 

 

 

どうも、こんにちは。

 

 

 

マグロ所長です。

 

 

 

SDGs(エスディージーズ Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)は2015年9月に国連サミットで採択された、MDGs(ミレニアム開発目標)の後継の国際目標です。2016年から2030年までの間にさまざまな課題を解決していく国際的な目標であり、全人類が取り組まなければなりません。

 

17のゴールと169のターゲットから構成され、2030年に理想の社会を作るための普遍的な目標として設定されました。

 

本記事では、目標9「産業と技術革新の基盤をつくろう」の概要や取り組み事例、今後の課題などを解説します。

 

 

 

目標9は「強靭なインフラを整備し、包摂的で持続可能な産業化を推進するとともに、技術革新の拡大を図る」というテーマが設定されています。「強靭な」とは「しなやかで強いこと」を意味します。すなわち、災害などが起こってもすばやく復旧するようなインフラ整備を目指すことで、あらゆる被害を最小限に抑えられることが目標です。

 

産業の発展に欠かせないのが「技術革新」であり、その基盤となるのが「インフラ」です。目標9は、生活や産業に必要な施設や設備・サービスを、途上国を含めた世界中で利用できるようにすることを目標としています。

 

また、限りある資源を大量に使用・消費してきたこれまでの時代に終止符を打ち、今後は持続可能な仕組みを取り入れなければなりません。

 

 

 

 

目標9が掲げられる背景には、世界全体にインフラがまだまだ普及していないという実情があります。

 

持続可能な産業発展には、水や電気のインフラ整備がもちろん必要です。水や電気以外でとくに重要なのが、インターネットの整備といわれています。インターネットにアクセスできれば、さまざまな知識や情報を得られるからです。しかし、国連開発計画(UNDP)駐日代表事務所によると、世界の40億人がインターネットを利用できず、その90%が開発途上国で暮らしていることが分かりました。このデジタル格差を解消するために、世界にインターネットを早急に普及させ、全世界で技術革新と起業を促進しなければならないのです。

 

 

 

インフラ整備に関しては国全体で取り組むことが多く、そこに民間の支援が加わって発展していきます。私たち個人にできるのは、国や企業が作り上げたさまざまな施設や設備、サービスを利用し、経済を循環させることです。

 

現在のインフラ整備の状況を知ることで、個人にできる新たなことが見えてくるかもしれません。インフラ政策に関する情報は国土交通省のサイトで見られるのでチェックしてみてください。

 

また、募金をして産業と技術革新の基盤をつくる手伝いをするのも一つのアイデアです。

 

 

 

以上、マグロでした。

 

 

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