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研究ブログ【コラム】#324

こらむ・マグロ所長

残念なお知らせ。プロテインが値上がり、ここも影響が。

こらむ

 

 

 

残念なお知らせ。プロテインが値上がり、ここも影響が。

 

 

 

どうも、こんにちは。

 

 

 

マグロ所長です。

 

 

 

食品に比べたんぱく質を効率よくとれる補助食品プロテインが値上がりしています。長く続いた自粛生活で健康志向が強まり、筋肉を鍛えたい人だけでなく女性などが健康維持を目的に摂取する需要が増えています。

 

 

 

急激な需要の増加で原料価格はここ1年で2倍に高騰しています。その背景には中国の養豚事情が関係あるようです。

 

 

 

英国のプロテインブランド「マイプロテイン」は6月、価格改定を発表しています。「ホエイプロテイン100スタンダードナチュラル」1キログラムを400円(18%)値上げし2580円(税込み)としました。

 

 

 

ロテインは英語でたんぱく質のことで、炭水化物、脂質とともに三大栄養素の一つ。筋肉だけでなく、内臓や皮膚、髪の毛など人間の身体を作るのに必要不可欠な成分です。

 

 

 

補助食品としてのプロテインの原料は主に3種類ある。多いのはチーズなどを加工する工程の副産物である動物由来の「ホエイプロテイン」。たんぱく質の吸収が速く「プロテイン原料の8割ほどを占める」。ほかに、同じく牛乳を原料とする「カゼインプロテイン」、植物由来の「ソイ(大豆)プロテイン」があります。

 

 

 

たんぱく質含有量が80%前後の「ホエイプロテインコンセントレート(WPC)80」の大口取引価格は、足元で1トンあたり1万ドル強。前年同期に比べ2倍近く値上がりし「過去最高水準」とのことです。

 

 

 

財務省の貿易統計でみても、「WPC80などのホエイプロテインを含むミルクアルブミン」は21年8月の輸入平均単価が1キログラム950円と、1年前に比べ25%高いようです。

 

 

 

市場調査会社インテージによると、21年1~8月のプロテイン粉末の販売額は150億円とすでに20年通年の販売額に迫る勢い。特に女性を中心とする「ライトユーザー」の増加が目立っている。明治マーケティング本部の平松貴志氏は「ザバスミルクプロテインは直近の数カ月で女性ユーザーが2倍になった」と話しています。

 

 

 

身体の引き締めに効果的とされ、人気が高まる「ソイプロテイン」は原料の大豆の値上がりが響きますね。マグロもこれ飲んでます。www

 

 

 

指標となるシカゴ市場の大豆先物(期近)は1年前に比べて約2割高いです。

 

 

 

大豆相場が上昇したのは、中国が飼料向けの買い付けを増やしたことが背景だった。大豆と同様にホエイも飼料向けの割合が多く、中国の養豚の動向は原料を通じ、プロテインにまで波及する構図は共通しています。

 

 

 

中国ではアフリカ豚熱(ASF)で減った養豚の回復を急いでいます。その関係で飼料向けに今回の大豆を含めてホエイプロテインが採用されて買い込まれている可能性はありますね。

 

 

 

以上、マグロでした。

 

 

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