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研究ブログ【コラム】#307

こらむ・マグロ所長

中国の仮想通貨の締付け なぜ?

こらむ

 

 

 

中国の仮想通貨の締付け なぜ?

 

 

 

どうも、こんにちは。

 

 

 

マグロ所長です。

 

 

 

中国が暗号資産(仮想通貨)への締め付けを一段と強めています。マネーロンダリング(資金洗浄)や詐欺への対応などに加え、中国の中央銀行が発行するデジタル通貨(CBDC)であるデジタル人民元の準備を進めていることも一因と言われています。

 

 

 

中国人民銀行(中央銀行)は24日、海外の取引所からインターネットを経由したサービスも含め、仮想通貨の決済や関連サービスを全面的に禁止すると発表しました。

 

 

 

つまり、中国政府がこのようにしろと指示があったからとは思いますが、内容が刑事責任の追求も含まれていて、大変なようです。

 

 

 

かつてはビットコインの取引もマイニング(採掘)も8割以上が中国で行われているとされていました。

 

 

 

仮想通貨の投資家の間では「中国コイン」と呼ばれることもありました。

 

 

 

2017年に変化が置き始めました。国内の取引所の閉鎖などが始まり、18年には中国人民元建てのビットコイン売買は全体の1%にも満たなくなったわけです。

 

 

 

マイニング量は21年4月時点でまだ5割近くを中国が占めていたが、締め付けにより6月にはほぼなくなったとみられています。

 

 

 

中国の仮想通貨市場への影響力は小さくなっています。それでも規制を強化するのは資金流出への対応があると指摘されています。

 

 

 

新型コロナウイルスの感染拡大前、中国では資金流出が続き、金融当局が海外とやり取りする資本の規制を行っていました。仮想通貨は規制をかいくぐる抜け穴となっており、当局が監視を厳しくしてきたということです。

 

 

 

もうひとつの背景が中国で22年にも発行が正式に始まる予定のデジタル人民元があります。仮想通貨は当局の監視が届きにくいらしいです。

 

 

 

仮想通貨との取引を通じて貨幣供給が不安定になるのを防ぐためでしょうか。デジタル人民元一本にしたいということですかね。

 

 

 

中国内は中央銀行が発行するデジタル通貨以外の仮想通貨は禁じる措置を進めており、その延長線上の動きという意見も出ています。

 

 

 

中国人民銀行法の改正案は法定通貨にデジタル人民元も加える方針を示しており、仮想通貨など民間のデジタル通貨の発行は禁じる予定です。

 

 

 

マイニング事業者の電力調達を封じるほか、金融や税財政による事業支援も認めないようなので確実にデジタル人民元だけになるのではないでしょうか。

 

 

 

シンガポールに拠点を移して逃げてているとも言われていますが、実際にはわかりませんよね。

 

 

 

人民銀行は冬季五輪での実験や法整備を踏まえ、2022年中にもデジタル人民元を正式発行する方針ですかね。

 

 

 

今後も仮想通貨のチェックも必要ですね。

 

 

 

以上、マグロでした。

 

 

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