こらむ・マグロ所長
コロナの後遺症が何処まで続くのか。
こらむ
コロナの後遺症が何処まで続くのか。
どうも、こんにちは。
マグロ所長です。
新型コロナウイルス感染症の登場から1年半以上がたち、長期的な後遺症の実態があるそうです。中国の報告では、入院した人の約5割は発症から1年後に何らかの症状があったそうです。
半年後の時点よりは減るものの、なお多くの人が症状がでているそうです。ワクチン接種後の感染ならば後遺症を抑えられる可能性も報告されており、有力な対策となるそうです。
後遺症の明確な定義はないが、一般に感染から4週以降に様々な症状が続くことを言うそうです。
中国・首都医科大学などは、2020年1~5月に中国・武漢の病院を退院した元患者約1300人の経過を調べ、英医学誌ランセットに報告しています。
発症から1年後に病院で確認すると、全体の49%が何らかの症状を抱えていたそうです。
半年後の時点では68%が訴えており、減ってはいるが依然高い割合となったそうです。
新型コロナ感染症を巡っては、行動制限などで生活に大きな変化が起き、感染しなくてもいわゆる「コロナうつ」になった人が多いそうです。
高齢者での後遺症として、物忘れや言語障害などの認知機能障害が起きることも分かってきたそうです。
新型コロナ感染症の症状回復から3~6カ月後に、6割以上の人に認知機能障害がみられています。
英キングス・カレッジ・ロンドンなどは2回目のワクチン接種から7日後以降に検査で陽性になった約900人を調べています。
2回接種を終えてから感染する「ブレークスルー感染」をした人のうち、症状が発症から28日以上続いた人は約5%です。
未接種の感染者のうち同様に症状が続いた人は約11%だったことから、感染前に接種していると後遺症の発生が半分になっています。
ブレークスルー感染ですが、ワクチンの接種を終えた後に感染することです。ブレークスルーはワクチンによる防御の「突破」を意味しています。
インドで見つかったデルタ型は感染力が高く、ワクチンの感染予防効果は5~9割といった報告があります。
接種での感染者よりも、感染者が5~9割少なくなることを意味しています。ただ発症や入院を予防する効果は8~9割と高い値が報告されています。
現状では、12歳未満はワクチン接種の対象になっていないんですよね。子供へのワクチンの効果や副作用を探る臨床試験(治験)をしている段階です。
子供へのワクチン接種を考えたとき、後遺症を防ぐ、というメリットは大人に比べて少ないという意見もあるそうです。
その後も感染対策を実施することが引き続き重要になりますね。
以上、マグロでした。