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研究ブログ【コラム】#290

こらむ・マグロ所長

SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」とは?

どうも、こんにちは。

 

 

 

マグロ所長です。

 

 

 

SDGs(エスディージーズ Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)とは、2001年に策定されたMDGs(ミレニアム開発目標)を土台としているもので、2016年から2030年までの15年間で達成する国際的な行動計画です。

 

SDGsは17のゴールと169のターゲットから構成されており、全人類が取り組むべき普遍的な目標として掲げられました。

 

本記事では、目標5「ジェンダー平等を実現しよう」についての概要や取り組み事例、今後の課題などを解説します。

 

 

 

目標5「ジェンダー平等を実現しよう」は、「ジェンダー平等を達成し、すべての女性及び女児の能力強化を行う」ことで、性別による差別のない未来を目指しています。

 

ジェンダーとは、生物学的な性別ではなく、男女における社会的・文化的役割に着目した性別のこと。「男性は外で働くべき、女性は家事をすべき」のような考え方は、最も典型的なジェンダーと言えるでしょう。

 

ジェンダーによる差別をなくし、誰もが能力を発揮できる社会を作ることで持続可能な世界を生み出す。これが目標5の目指すゴールです。

 

 

 

現代においてもあらゆる社会でジェンダー不平等が起こっています。

 

とくに女性と女児が社会的に弱い立場にある地域が多いことから、目標5のターゲットは女性と女児が生きやすくなるための内容が多めに設定されています。「女性だから」という理由で差別されない社会を早急に作らなければならないのです。

 

男女それぞれに対する固定観念や価値観を根本から変え、一部のコミュニティだけでなく社会全体で性別による格差をなくしていく必要があります。

 

 

 

ジョンソン・エンド・ジョンソン株式会社は、目標5の実現に積極的な企業です。育児・介護を目的として年間20日を上限とした在宅勤務制度があったり、未就学児がいる従業員を対象に時短制度を用意したりと、女性の子育てとキャリアの両立を積極的に支援しています。

 

LGBTへの差別を排除したり、理解を促したりする社内活動として交流会などを積極的に実施しているのも特徴的です。LGBT当事者以外がメンバーとなるサポートグループもあり、決して当事者だけの内輪の活動でないことがうかがえます。

 

 

 

 

私たちが住んでいる日本でも、ジェンダー不平等の問題はいたるところにあります。まずは一番身近な家族のことを考えてみてはいかがでしょうか。

 

たとえば、共働きの家庭で女性だけが家事や育児をするのはジェンダー平等とは言えません。夫婦で家事と育児を分担したり、共働きなら勤務時間を調整したりして、夫婦で協力しながらジェンダーのバランスを考える必要があります。

 

夫婦という男女関係の最小単位でジェンダーを克服できないなら、女性のさらなる社会進出と平等の実現は望めないでしょう。ジェンダーの問題を解決するには、一人一人の意識の改善が必要不可欠なのです。

 

 

 

SDGsの目標5「ジェンダー平等を実現しよう」と、その取り組み事例について解説しました。

 

日本においても課題がたくさんあるジェンダー問題。男女間の格差や性別による差別をなくしたり、女性の地位を向上させたりするために、一人一人が「ジェンダー平等」の意識を持って生活しましょう。

 

 

 

以上、マグロでした。

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