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研究ブログ【コラム】#286

こらむ・マグロ所長

中国も少しはお金を出しているようです。半導体への投資

どうも、こんにちは。

 

 

 

マグロ所長です。

 

 

 

さて中国の半導体受託生産最大手、中芯国際集成電路製造(SMIC)は3日、上海市に新しい半導体工場を建設すると発表しました。

 

 

 

投資額は88億7000万ドル(約9800億円)で1兆円近い金額を投資することになっています。習近平(シー・ジンピン)指導部は米国企業からの輸入が多い半導体の国内生産の拡大をめざしており、SMICは半導体の生産能力を増強したいというところから大型の投資になっているのではないかと思います。

 

 

 

上海市政府直属で貿易や投資などの改革を進める自由貿易試験区の管理委員会などと共同出資で新工場を建設、運営する新会社を設立することで合意しました。

 

 

 

新工場は直径12インチのシリコンウエハーを月10万枚生産する能力を有します。めちゃくちゃいいんですよね。

 

 

新会社の資本金は55億ドル。出資比率はSMICが51%以上、上海市政府側は25%以下で、ほかの投資家からの出資も募集しています。

 

 

 

新工場の建設開始などでこれから問題が出てくる可能性は大いにあります。

 

 

 

新工場で生産する半導体は回路線幅が28ナノ(ナノは10億分の1)メートル以上の製品ということです。米商務省は2020年12月、安全保障上問題がある企業を並べた「エンティティー・リスト」にSMICを加え、10ナノメートル以下の半導体生産に必要な製造装置などについて許可を原則出さない方針を出したようです。

 

 

 

SMICは28ナノメートル以上の技術を採用することで制裁の回避を狙うみたいですね。

 

 

 

趙海軍・共同最高経営責任者(CEO)は8月の決算説明会で、「28ナノと14ナノの設備の(輸入にかかわる米当局からの)許可取得は遅れており、サプライヤーと協力して努力している」と述べており、新工場が計画通り稼働するか不透明な要素も出ています。

 

 

 

習近平指導部は15年に発表したハイテク産業育成策「中国製造2025」で半導体産業を重点産業に位置づけ、AIへの取り組みを進めています。

 

 

 

21年からの5カ年計画で半導体を戦略的な重点科学分野に位置づけ、外国からの制裁に影響されない独自サプライチェーン(供給網)の構築を目指しています。

 

 

 

その中であまり進んでいないということもありますが20%未満とされる半導体の国内自給率を25年をめどに70%まで引き上げる目標を掲げています。

 

 

 

今後はどこまで半導体サイズの極小化を目指せるかが大切ですね。

 

 

 

習近平国家主席もドンドコアメリカには差を広げられたくないかと思いますので今後もAIへの投資は惜しまないのではないかと思いますが行き過ぎた企業には制裁があるとは思いますがね。

 

 

 

以上、マグロでした。

 

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