こらむ・マグロ所長
SDGsの目標3「すべての人に健康と福祉を」とは?
どうも、こんにちは。
マグロ所長です。
SDGs(エスディージーズ Sustainable Development Goals 持続可能な開発目標)とは、2016年から2030年までの15年間で達成するために掲げた国際目標です。2015年9月に国連サミットで取り上げられました。
SDGsは2030年までに、持続可能でより良い世界を実現することが目標です。17のゴールと169のターゲットから構成され、地球上の「誰一人取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。
目標3は「あらゆる年齢のすべての人々の健康的な生活を確保し、福祉を促進する」ことがテーマとなっています。
このテーマには目標をより達成しやすくするために、13個のターゲットが設定されています。たとえば、世界の妊婦や新生児の死亡率を減らしたり、全ての人が負担可能な費用で、基礎的な医療保健サービスを受けられるようにしたりすることなどです。
すべての人が差別されることなく、最高水準の健康と適切な医療保健サービス受けるべきであるにもかかわらず、世界では深刻な医療の不平等が起こっています。
健康と福祉を得ることは、ひとつの人権です。そこで、すべての人が肉体的・精神的に健康な状態を維持できるよう、目標3ができました。
健康と福祉の問題は、途上国だけの問題ではありません。先進国においても健康格差があるため、全世界が一丸となって目標3の課題に取り組む必要があるのです。
目標3の取り組み事例をご紹介します。
株式会社中京医薬品は、ヘルスケア関連事業を活かし、人々の健康を守り続けることを考えて事業活動をおこなっています。
企業理念である「健康づくり、幸福づくり、人づくり」の実現のために、「置き薬業」や感染予防の為の除菌消臭商品の販売を通して地域社会に浸透し、人々の健康維持に貢献しています。
社会全体の役に立ちたいとの思いで続けている活動が日本ヘルスケア協会より評価され、業界第一号の「優良配置販売業者」として認定されました。
NECは、途上国で適切なワクチンを受けられない子どもを救うために、指紋認証による新しい試みを始めました。「どの子どもが」「どのワクチンを」「いつ接種したのか」を指紋認証で管理し、ワクチンを適切に接種させるのです。
この指紋認証システムが実用化すれば、途上国で身分証明書としても機能することになります。身分が証明できれば、国の社会保障へアクセスできるため、実用化に向けて引き続き検証している最中です。
国際図書館連盟は図書館を活用し、全員が平等に情報と知識にアクセスできる環境を作ることを目指しています。情報へアクセスできれば、人々はそれらの情報に基づいて生活を向上させたり、健康を維持したりすることが可能です。
たとえばウガンダでは、オンライン情報にアクセスできない医療従事者のために医療に関する基本情報などを印刷して配布し、情報が行き届くようにしています。
私たちがすぐに取り組めるものに「寄付」や「募金」があります。途上国を中心に経済的な理由で基礎的な医療が受けられない人が多いことから、まずは医療を提供するための資金が必要なのです。
寄付や募金による支援例は以下のようなものがあります。
・一袋約30円の栄養治療食を配布
・一人あたり約180円の学用品セットを子どもに届ける
・安全な水が利用できるように支援
上記のような支援をおこなうために必要な医療従事者や人員が不足しているのも問題です。それらも改善していく必要があります。
以上、マグロでした。