こらむ 研究ブログ【コラム】#269 こらむ・マグロ所長 エヌビディアの決算ですがサイコーですね。 どうも、こんにちは。 マグロ所長です。 エヌビディアの決算が18日に発表されました。実際の内容ですが2021年5~7月期決算は売上高が前年同期比68%増の65億700万ドル(約7100億円)、純利益が3.8倍の23億7400万ドルということでした。 相当すごいですよね。3ヶ月で7100億円の売上です。そして純利益がめちゃくちゃ残っているんですよね。 ゲーム向け半導体の需要が旺盛で、売上高は四半期として過去最高を更新しました。 事業領域別では全体の5割近くを占めるゲーム部門の売上高が85%増の30億6100万ドルと好調です。コロナもあって巣ごもり需要はまだまだ継続しています。 最近のeスポーツの需要もありますがコロナが大きいと思いますね。ゲーム対戦競技「eスポーツ」の市場拡大などに伴い、パソコンでゲームを遊ぶ際に使うGPU(画像処理半導体)の販売が伸びました。 ゲーム用GPUは暗号資産(仮想通貨)のマイニング(採掘)にも使われています。20年末からの「ビットコイン」の価格上昇でマイニングブームが再燃し、一時はゲーム愛好家の手に製品が届きにくくなる事態になりました。 現在は相場下落などでマイニング向けの需要は落ち着きつつあるということでした。 データセンター部門の売上高は35%増の23億6600万ドルです。クラウドサービスを手掛けるIT(情報技術)大手に納める人工知能(AI)計算用の半導体が好調のようです。 クラウドはどんどん企業も採用しているなかで普及は今でしょう。今後も継続して拡大する案件ですよね。規模の拡大に伴い、伸び率が2倍を超えていた前年同期に比べると成長は緩やかです。 自動車部門の売上高は37%増の1億5200万ドルです。思っていたよりも自動車部門が頑張りました。車内に情報や娯楽を届けるインフォテイメント機器向け半導体の落ち込みを自動運転向けの伸びで補い、約2年ぶりに前年同期の実績を超えてきました。 8~10月期の売上高については68億ドル前後になるとの見通しですがアナリストらによる市場予想(65億8000万ドル前後)を上回リマス。 その結果が時間外で上がったんでしょう。エヌビディアは自社製品の生産を委託する「ファウンドリー」と長期的な供給コミットメントなので供給不足もなさそうです。 そのため、半導体不足から売上も減るのではと考えましたがこれはないでしょう。 むしろ増産については無理なので上値が限られそうですね。 エヌビディアが英半導体設計大手のアームを400億ドルで買収すると発表してから1年近くが経過したが、現在も各国・地域の規制当局の審査が続いています。 これだけは解決してほしいですね。 以上、マグロでした。 研究ブログ【国内相場】#187 研究ブログ【国内相場】#188