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研究ブログ【コラム】#223

こらむ・マグロ所長

トヨタグループのダイハツがかなり問題に?ついでにデンソーも

どうも、こんにちは。

 

 

 

マグロ所長です。

 

 

 

さて今回のこらむのテーマですがリコール総数が1100万台を突破──。デンソー製欠陥燃料ポンプのリコールの拡大がなおも止まらないようです。

 

 

 

ダイハツ工業が6月24日、約96万台のリコールを日本で届け出ました。このリコールの原因も、品質不具合を抱えたデンソー製燃料ポンプであることが自動車業界関係者への取材で判明しています。

 

 

 

これにより、同社製燃料ポンプの品質不具合が原因のリコール総数は、世界で約1109万台になりました。

 

 

 

対象は、「タント」「ムーヴ」「ムーヴキャンバス」「ミライース」など21車種の軽自動車です。

 

 

 

リコールの原因は、低圧燃料ポンプの樹脂製インペラ(羽根車)にある。このインペラが燃料であるガソリンを含んで膨潤し、ポンプケースと接触して作動不良を引き起こす可能性があるようですね。

 

 

 

今回のリコール対象車の製造期間は約1年10カ月(2017年7月3日~19年5月8日)と比較的短いのに対し、市場から上がってきた不具合件数は584件もあるらしいです。

 

 

 

しかも、デンソー製燃料ポンプが原因のリコールは20年1月に米国で報告され、同年3月には日本でも発生しています。

 

 

 

20年3月には親会社であるトヨタが300万台を超えるリコールを発表し、自動車業界を騒がせる大問題に発展しています。

 

 

 

かなり今回のリコールは大変です。

 

 

 

決算公告によれば、ダイハツの20年度(21年3月期)の決算は厳しい数字だった。売上高(1兆3640億円)は前年度比4.9%減にとどまったものの、営業利益(610億円)が39%減と大きく落ち込んでいます。

 

 

 

コロナ禍の影響に加えて、新開発手法「DNGA」の導入や、遅れていた電動化の推進、京都(大山崎)工場の刷新など、将来に向けた積極的な設備投資で出費がかさんだことが、営業利益が大きく目減りした原因のようです。

 

 

 

ですがここからさらに今回のリコールの費用も増えるので大変になるかと思いますね。

 

 

 

1台当たりのリコール対策費用(交換用燃料ポンプ代+工賃)が3.5万円になるとすると、今回のダイハツ車のリコール総数は約96万台だから、リコール対策費用の総額は約336億円と算出可能です。

 

 

 

ただ、ここまで単純ではないにしろこれくらいの費用がかかってしまうわけですね。

 

 

 

本来投資しようと思っていたところにできない等の可能性が出てきます。

 

 

 

ですが、親会社がトヨタである以上は大丈夫でしょう。

 

 

 

リコールにするかしないかを判断するところで将来に向けた設備投資を行っている上に、コロナ禍の影響を受けて20年度はもともと十分な利益を確保することが難しかったところに、リコール規模が大きい燃料ポンプの問題が出てきたのでダイハツも大変です。

 

 

 

ですがトヨタである以上は迅速な対応になるでしょう。

 

 

 

頑張れダイハツ。

 

 

タントにはお世話になったのでwwww

 

 

 

以上、マグロでした。

 

 

 

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