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研究ブログ【コラム】#183

こらむ・マグロ所長

リチウム電池 素材確保のために

どうも、こんにちは。

 

 

 

マグロ所長です。

 

 

 

最近では脱炭素社会という言葉で一色です。再生可能エネルギーというワードを中心にEVの開発や販売に動いています。

 

 

 

しかしながら、作ったエネルギーを貯める必要があります。

 

 

 

そのためには現在ではリチウムイオン電池が現時点では一番です。全固体電池等ありますが実際に販売されてから普及までは時間がかかると見ています。

 

 

 

さらなる需要拡大に伴って、原料のリチウムを調達することが難しいとされています。

 

 

 

そこで面白い技術が出てきています。海水に微量に含まれるリチウムを効率よく安価に取り出す技術が実現すればかなり良さげなんです。

 

 

 

海水に含まれるリチウムを1時間に1グラムを今の小さな実験装置で取り出すことができているようです。

 

 

 

レアメタルである、リチウムは再エネで作った電気を貯蓄する手段などとして需要が増えています。

 

 

 

リチウムイオン電池はリチウムの市場が20年の5倍にはなるとしています。

 

 

 

そのため有限資源であるリチウムは供給が追いついていないので価格がかなり上昇していますね。

 

 

 

今回解決方法で海水からの回収です。海水には0.17ミリグラムが1リットルでリチウムが摘出できるとされています。

 

 

 

全世界では2300億トン分ということです。実際問題、海水すべてを摘出は無いと思いますがそれでも有効的に使えるという判断です。

 

 

 

ただ効率化がまだまだ足りないようなので現時点では企業と協力して研究を継続するみたいです。

 

 

日本はもともと海水から原子力発電の燃料となるウランを微量ではありますが回収する技術を研究していました。

 

 

 

リチウムもこの延長線上という感じですね。

 

 

 

日経新聞によれば、量子科学技術研究開発機構で特殊なセラミックスの膜を使い、海水からリチウムを回収する技術を開発しました。

 

 

 

そして、塩湖からの濃縮や鉱石の精錬といった従来の手法も効率改善やコストの低減を目視した動きも出ているとしています。

 

 

 

フランスでは特殊なリチウム吸着剤を開発しました。吸着剤がリチウム濃度の更に高い溶液を作り、これを天日干しすることで効率を高められるみたいです。

 

 

 

伝統的な鉱石からの精錬でも技術開発が進んでいます。リチウムは主に宝石にも加工されるリシア輝石という鉱石から精錬されてきました。

 

 

 

オーストラリアの企業は精錬が難しい別の鉱石から硫酸などを使ってリチウムを取り出す手法で回収しているみたいです。

 

 

 

以上、マグロでした。

 

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