どうも、こんにちは。
マグロ所長です。
マグロ研究所では何度も何度も半導体について取り上げてきています。その中で今回は深刻な半導体不足が起きるかもということです。
すでにルネサスエレクトロニクスの火災の一件で危ないとは思っていましたがトヨタを中心に人員を送り込んで復旧させたことで立て直しました。
今回は材料が足りないということなんです。
その材料とは半導体を作るときに必要なシリコンウエハーです。
需要の急増に対応できずに2023年には供給不足になると見られています。
半導体大手は矢継ぎ早に増産を催促していますが、世界2位のSUMCOはいっつも慎重なんですよね。
過去に失敗したこともあったのでその影響もアルと思います。
シリコンウエハーはかなり技術を要するので参入する障壁が高いということもあり、たくさんの企業がアルわけではありません。
そのためSUMCOにはどんどん半導体の大手から増産してくれということで連絡が来るわけですね。
SUMCOによれば世界の半導体メーカーは平均で1.6ヶ月分のシリコンウエハーの在庫があったということです。
しかし、足元2月には1.3ヶ月に減っています。
CPUで追いつかないと言うことです。TSMCでも本当に必要としています。
IOTやAI化がすすみ、日々ハイテク化へと動いています。そのため、毎日毎日日本人はお米を食べると思いますが、
半導体は産業の米と言われています。そのため、毎日毎日食べるようにどんどん米の半導体がたくさんイルわけです。
以前であれば半導体は全然要らなかったのですが、今では一つの端末に複数個ついていても不思議ではありません。
それだけハイスペックになって処理が可能になっているわけです。
SUMCOがここまで増産投資を行わない過去の背景にリーマンショックでの経験でしょう。
その前まではイケイケドンドンで投資をしていましたがリーマンショックで赤字に。
そもそも参入障壁が高いと話したように初期投資が500億円で設備増強で1000億円かかるわけです。
損益分岐点を超えるためには価格が上がらないと厳しいんですよね。
同業の信越化学工業でも値上げ交渉に入っているようです。
供給量への不安な点はしょうがありませんがそれだけ、技術が必要なわけです。
日本の2社だけで世界シェア55%です。
それだけ日本の技術力が高いわけでもありますがなかなか簡単に真似ができないということでしょうか。
しかしながら、増産を行わないと今後ですが3位.4位が金を使って設備投資をして逼迫した受給に供給を増やしてシェアを奪われることは想定しておきましょう、
もちろん、インテルも似たようなことになりました。
そんなこんなでシリコンウエハーのSUMCO、信越化学工業はかなり大変です。
その分決算が楽しみではありますので注目株ですね。
以上、マグロでした。