どうも、こんにちは。
マグロ所長です。
今回、オーストラリアから面白いニュースがでてきました。
中国の一帯一路という広域経済圏構想に協力をするという覚書を結んでいましたがこれを無効にするという方針を表明したらしいです。
オーストラリアのペイン外相から発表されました。オーストラリアの外交方針と一致しないか、オーストラリアの外交関係に反するものであるということです。
オーストラリアは連邦制なので外構は連邦政府の専権事項と解釈されています。国政ではビクトリア州が勝手に中国と結んでいたということでした。
中国がオーストラリアにて投資を通じて国内に影響力を行使することを警戒しています。
特に地方自治体への中国接近に対して問題視する声が上がっています。
さて、そもそも中国の一帯一路構想とはどんなものなのでしょうか。
一帯とは中国西部から中央アジアを経由してヨーロッパへと続くシルクロード経済ベルトを指すみたいです。
一路とは中国沿岸部から東南アジア、スリランカ、アラビア半島の沿岸部、アフリカ東岸を結ぶ21世紀海上シルクロードを指すようです。
今後数十年かけてこれらの地域に道路や港湾、発電所、パイプライン、通信設備等インフラ投資を皮切りに中国がどんどん投資をしてくるわけですね。
一帯一路は全体では複数の経済回廊から構成される複雑かつ多元的なプログラムになります。
実際に中国からの融資を受けたとしても、財政の健全性や透明性と言ったガバナンスとコンプライアンスが皆無です。
そのため莫大な債務を発展途上国が負わされて、土地を代わりに取り上げられることが問題になっています。
マレーシアでは、中国の国営企業から受けた融資が国営ファンドに利用された可能性と過剰なコストの問題から鉄道建設事業を中断しています。
スリランカでは建設費の殆どを中国からの融資を受け完成させたインフラに赤字が続き
忠北への11億2000万ドルの借金帳消しの条件で2017年12月に株式の70%を引き渡して、
ハンバントタ港に99年間の港湾運営権を中国企業に譲渡する事態に追い込まれたそうです。
獲得した港は軍事目的での利用が指摘されています。
中国はタイ、ミャンマー、パキスタン、タジキスタン、アラブ首長国連邦、シンガポール、インドネシア、スリランカ、セーシェル、ケニア、タンザニア、アンゴラの国は
中国が軍事拠点に検討中としてアメリカの国防省の報告で上がっています。
要するに一帯一路は中国が世界に進出するための足がかりみたいなものですよね
大国アメリカとは違う形で世界の覇権を握ろうとするために構築、構想されている経済圏です。
やっていることはヤクザと同じですよね。お金欲しいだろ?貸すよって言ってから、取り立てではお金が払えないとわかるとすべてを取られます。
中国の構想は面白いですがやっていることが悪魔なので期待できませんね。
今後も変化はないと思いますがオーストラリアが無効と宣言してからお金を借りていないところは離脱をどんどんしてくるのでは無いでしょうか。
以上、マグロでした。